少年と金魚とビートルズ

息子の成長と、大好きな金魚とビートルズの話と、その他いろいろ。

エレファントノーズ・フィッシュ

2018-10-05 01:11:16 | さかな図鑑

エレファントノーズ・フィッシュ



アフリカ中部を流れるコンゴ川に生息し
最大で25㎝くらいになります。
最も古くから知られるモルミルスの代表種。
長く伸びた下アゴには感覚器官があり、
泥の中の微生物を食べます。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)





染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ

アロワナ

2018-09-18 20:50:04 | さかな図鑑

2018.09.19更新(加筆・修正・画像追加)
2018.09.22更新(加筆・修正・画像追加)
2019.06.13更新(画像追加)



アロワナ!


バブルの頃
高級観賞魚の飼育が流行ってましたよね。
アロワナとディスカスとか。
熱帯魚の王様!なんて言われて
そのスゴい値段がニュースになったりしてました。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


「古代魚」と聞いて
アロワナが真っ先に頭に浮かぶ人
けっこう多いんじゃないでしょうか。
アロワナは1億数千万年前から
今の姿形をしていたそうです。
正に生きた化石!
かっこいいですねぇ(*^^*)

ちなみに
シーラカンスは4億年前
チョウザメは3億年前
我らがピラルクは1億年前。
古(いにしえ)のロマン!

関連記事もどうぞ↓

ピラルク

チョウザメ

シーラカンス

さて

アロワナは淡水域に生息する古代魚。
肉食で小型の魚類・昆虫・甲殻類などを捕食します。
頑丈なウロコで全身が覆われており
回復力も高く、多少の傷だと数週間で完治してしまうとか。
すさまじい生命力をもった魚です。
飼育環境下での性質は穏やかで
飼育方法も確立されており
アクアリウム用観賞魚として人気があります。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


小型魚を丸呑みするために
下あごがせり出したような大きく開く口が特徴。
水面より上にいる虫にとびつき捕食することが出来ます。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


中国では「龍魚」と呼ばれ
“幸運を呼ぶ魚”として愛好者が多く見られます。
特に紅い変異種は高値で取引されています。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


アロワナは繁殖後に子育てをします。
子育てをするのはオス。
マウスブリーディングと呼ばれる行動で
メスが産んだ卵をオスがいったん口の中に入れ
口の中で卵を孵化させ
さらに稚魚が一人立ちするまで
40日~50日もの間
エサも取らずにひたすら我が子を口の中で守り続けます。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)




アロワナの代表種には
シルバーアロワナ、ブラックアロワナ、
アジアアロワナなどがあります。


〈シルバーアロワナ〉


アロワナの中で最もポピュラーな品種で
南米アマゾン川の上流から下流まで
ペルー、ブラジル、南米ギアナなど広い地域で生息しています。
本流はあまり好まず、岸辺や水没林など、
餌となる昆虫類の豊富な支流のよどみを好みます。
綺麗な銀色のウロコをもっていて
背びれから尾びれまで繋がったように見えることが特徴です。
飼育環境下では体長が100cmほどまで成長します。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)




〈ブラックアロワナ〉


ブラジル北部を流れるネグロ川(アマゾン川の支流)や
更にその支流のブランコ川の一部に分布。
飼育環境下では体長が70~80cm程度まで成長し
シルバーアロワナと比較するとやや小型の品種です。
幼魚のころは頭部の一部と腹部が黒く
ひれにも黒色が入っていることからブラックアロワナと呼ばれています。
成長にともない体色は黒から少し灰色がかった銀色へと変化していきます。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)




〈アジアアロワナ〉


レッドリストの絶滅危惧
およびワシントン条約の付属書Ⅰに分類されていて
国際取引が規制されており
養殖されたアジアアロワナのみが輸入されています。
輸入する際には輸出国の輸出許可書と
輸入国の輸入許可書の2種類が必要だそうです。
最近では体内へのマイクロチップの埋め込みが義務付けられ
管理団体によってナンバーがデータ化され、
繁殖個体かどうかを容易に識別できる様になっているとか。
体色がさまざまで
その色や濃さによって名前がつけられています。
グリーンアロワナ(青龍)
マレーシアゴールデン(過背金龍)
スマトラゴールデン(紅尾金龍)
スーパーレッド(血紅龍)などで
グレードの高い個体は
100万円を超えることも珍しくありません。

↓グリーン・アロワナ(青龍)

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)



↓スマトラ・ゴールデン(紅尾金龍)

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)




(アクアマリンふくしまにて撮影/2019.6)





足立区生物園では
大水槽でピラルクとシルバーアロワナが混泳してます。

(足立区生物園ウェブサイトより)


エサの時間には
水面からジャンプする姿も見られます。

(足立区生物園ウェブサイトより)


サンシャイン水族館では
更にダイナミックなアロワナジャンプが見られるようです。

(サンシャインのウェブサイトより)


おお!これは見てみたい(*^^*)


染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ


ヘテロティス・ニロチカス

2018-09-14 20:30:42 | さかな図鑑
2019.6.14更新(加筆)



ヘテロティス・ニロチカス


顔はコイで
体は古代魚。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


東京タワー水族館にはマニアックな魚が
多数、展示されていましたが
この魚もかなりマニアック(*^^*)

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)



コンゴ川などの
アフリカの河川に生息する古代魚で
その姿形から
ナイルアロアナとも呼ばれますが
アロアナよりもピラルクに近い仲間らしいです。

最大で80㎝くらいになるそうです。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


東京タワー水族館では
水槽の前に立つと
エサの時間と思うのか
口をパクパクさせて寄ってきて
なんとも愛らしい(#^ ^#)
自然下ではプランクトンを食べています。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


東京タワー水族館の閉館は
ホント惜しまれてなりません。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)



(追記)
東京タワー水族館の
ヘテロティス・ニロチカスは
閉館後、iZoo(イズー)に引き取られたそうです。


染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ




ヒレナガゴイ

2018-09-13 21:02:07 | さかな図鑑

2019.09.06更新(加筆・修正)
2019.11.12更新(画像追加)



ヒレナガゴイ(ヒレナガニシキゴイ)



(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


2018(平成30)年9月末日をもって
40年の歴史に幕を下ろした東京タワー水族館。
その約900種類におよぶ魚や水性生物の
展示の締めを飾る、出口手前の水槽に
このヒレナガゴイが優雅に泳いでいました。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)



このヒレナガゴイ(ヒレナガニシキゴイ)の誕生には
平成の天皇陛下が関わっていたそうです。





(以下、埼玉県ホームページより抜粋)

埼玉県で生まれた「ヒレナガニシキゴイ」

〈ヒレナガニシキゴイとは?〉
外観はニシキゴイと同じですが、
胸鰭、尾鰭等の各鰭が
普通のコイに比べ2倍長くなる
ニシキゴイの改良品種です。

〈誕生のきっかけ〉
上皇陛下が1977年7月、
皇太子殿下として
埼玉県水産試験場(現、埼玉県水産研究所)視察の折り、
インドネシアに鰭の長いコイがいるので、
日本のニシキゴイと交配してはどうかとの提言を頂き、
品種改良に取り組みました。


(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


平成31年(令和元年)に退位された
平成の天皇陛下と
平成最後の夏の終わりに
閉館した東京タワー水族館。
東京タワー水族館で
象徴的に展示されていた
ヒレナガゴイで繋がっていた…なんて
ちょっとセンチメンタルに考えすぎですね。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


ヒレナガニシキゴイは
皇居東御苑二の丸庭園の池にも
放流されているそうです。


ホント優雅ですねー。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


(さいたま水族館の移動水族館にて撮影
/航空公園・空フェス/2019.11)




(追記)
東京タワー水族館のヒレナガゴイは
水族館の閉館後
伊勢シーパラダイスに引き取られたそうです。



染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ



ブラック・タライロン

2018-09-12 17:39:10 | さかな図鑑

ブラック・タライロン



え?! シーラカンス?!

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


いえいえ、こちらはブラック・タライロン。
ブラジルやコロンビアに生息する古代魚です。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


タライロンは
南米のシングー川(アマゾン川の支流)に生息するカラシンの仲間。
大昔から姿形が変わっておらず
淡水のシーラカンスとも呼ばれます。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


ホーリーなどの他のタライロンに比べて色が黒いことから
ブラックタライロンと呼ばれています。
また、ホーリーなどの大型な種類は
川底でじっと獲物を待ちますが
ブラックタライロンは遊泳性が高く
中層でホバリングしていることも多いようです。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)


攻撃性が強く
鋭い牙を持っています。
人間でも水槽に手を入れると
噛みついてくるので要注意です。


染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ