少年と金魚とビートルズ

息子の成長と、大好きな金魚とビートルズの話と、その他いろいろ。

ビートルズとボブディラン④

2015-11-29 23:35:58 | 日記
ビートルズ「1+」と
ボブディラン「カッティングエッジ」が
同じ日にリリースされたのをきっかけに
いろいろ調べてみると面白い、面白い。
ブログが4回にわたってしまいましたが、
これで終わりにします(*^^*)

デビュー以来、ずっと全速力で走り続けた
ビートルズとボブディラン。
しかし、ビートルズはツアーに辟易し、レコーディングアーティストになるべく、
そして、ボブディランはモーターサイクル事故で大怪我を負ったため、
1966年の夏にファンの前から姿を消します。

そして、ビートルズは1967年6月に
サージェントぺパーズを発表。凝りに凝ったサウンドでロック界をさらに牽引していきます。
一方でボブディランは1967年12月に
ジョンウェズリーハーデイングを発表。これが超シンプルで素朴なサウンドでファンを驚かせます。

この2枚のアルバム。
全く別方向を目指していつつ
でもシンクロしていたんです。

サージェントぺパーズのジャケットに
ボブディランの姿があるのは有名な話。
(右上のほうにいます)




ジョンウェズリーハーデイングのジャケットには
ビートルズの姿があるんです。
(背後の太い木の幹の上のほうに)




これ、知りませんでした。
CDのジャケットだと分かりにくいですけど
確かにそれっぽいのが見え隠れしています。

ディラン流のいたずらでしょうか。
面白いなぁ。

このテーマでのブログは以上です。
お付き合いありがとうございました。

染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ



ビートルズとボブディラン③

2015-11-28 22:17:42 | 日記
同じ日にリリースされた
ビートルズの「1+」と
ボブディランの「カッティングエッジ」。



かたや世界中で大ヒット!
かたやマニアが狂喜乱舞!
そう、ボブディランのブートレグシリーズ第12弾は
通常盤が6枚組(その内の1枚はライク ア ローリング ストーンの全テイクが収録されている!)、さらには18枚組というウルトラデラックス?盤もあり、65~66年のセッションが全て収録されているそうです。買っても聴く時間はあるのか!?
僕はハイライトをまとめた2枚組を買いました。

二つのアルバムを交互に聴きながら、当時のことを想像して楽しんでいます。

65~66年、全力で走り続けたビートルズとボブディラン。
そのときに生まれた6枚のアルバムは今も瑞々しく耳に響きます。
今回の「1+」と「カッティングエッジ」の発売を機にその事を再認識されたかたも多いことでしょう。

もうジョンとジョージはこの世にはいませんが
残されたポールとリンゴ、それにボブディランは今も精力的に活動を続けています。
まだまだ現役!この世代の人って本当にタフですね。






ボブディランは最近、アルバム「テンペスト」にジョンレノンに捧げる曲を収録。また、ジョンの生家を訪れるイギリスのバスツアーに一般客に混ざって参加したとか。
ジョージが亡くなったときは「世の中が空虚になってしまった」と発言し、ポールについては「畏敬の念を寄せる唯一の人物」と語っています。

昨年のポールのトリュビートアルバムに
ボブディランが参加しているのを見つけたときは
とても驚き、とても嬉しい気持ちになったものです。

まだまだレジェンドたちの活躍は続くのでしょう。
いつか同じステージに立つ姿を見る、なんて日が来るかもしれませんね。





染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ







ビートルズとボブディラン②

2015-11-27 21:55:58 | 日記




ビートルズ1+と同じ日に
ボブディランのカッティングエッジがリリースされました。
65~66年の尖りまくっていたディランの未発表音源集です。



ビートルズとボブディランがお互いを知るのが1964年。
ビートルズはパリ公演中にディランのフリーホィーリンを聴きまくったらしい。
風に吹かれて、激しい雨が降る、くよくよするなよ・・・なんかが収録されている名作です。
一方、ボブディランはアメリカをドライブ中にラジオでビートルズを聴き、エレキ転向を決意したらしい。
そしてこの年の8月に両者は初めて対面、マリファナのエピソードが有名ですが、音楽の話でかなり盛り上がったそうです。

その後、
ジョンレノンはディランをさらに意識するようになり(憧れ&ライバル視)
ジョージハリスンはディランと兄弟のような友情を育んでいきます。

65~66年、
ビートルズは2本目の主演映画とそのサントラ「ヘルプ!」がもちろん大ヒット。
世界ツアーのハードスケージュールの中、ラバーソウルとリボルバーをリリースします。
その音はもはやステージでの再現が不可能なものに進化し、ツアーの劣悪な環境もあり、ライブ活動を一切やめてしまいます。

ボブディランもこの2年
ヒリヒリするほどの傑作を3枚リリース、
フォーク時代のファンからは裏切り者と罵られながらも我が道を突き進み、ロックの頂点へと登りつめるのですが、バイク事故を起こして世間から姿を隠してしまいます。




67年、
ライブ活動をやめたビートルズは
サージェントぺパーを発表。
そして、ウッドストックの田舎に引きこもっていたディランは
それとは真逆のシンプルなサウンドで世界を驚かせます。
しかしその「ジョンウェズリーハーデイング」もまたロックのその後に大きな影響を与えるのです。

ああ、まとまらない^^;
③に続きます。

染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ












ビートルズとボブディラン①

2015-11-26 18:52:50 | 日記
ボブディランのCDが
ビートルズ1の発売に世界中が浮かれまくっていた同じ日に
さりげなく発売されてました。
もちろんディランファンの間では話題沸騰です。

ボブディランが新作とは別に
過去の未発表音源を発売するブートレグシリーズの第12弾で
タイトルは「カッティングエッジ」。
1965~66年の歴史的名盤
「ブリンギング イット オール バックホーム」
「追憶のハイウェイ61」
「ブロンド オン ブロンド」
のセッションを収めたもので6枚組!

僕はそのハイライトを収めた2枚組を買いました。



フォークのプリンスだったボブディランは
ギターをエレキに持ち替え、裏切り者と罵られながらも
とんがりまくって上記3作を発表。
その後のロックの流れに大きな影響を与えます。
ライク ア ローリングストーンという大ヒットも生まれました。

65~66年と言えば
ビートルズが「ヘルプ!」「ラバーソウル」「リボルバー」を出した頃。
イギリスでビートルズが
アメリカでボブディランが
他の同世代のミュージシャンを巻き込んで
ぐいぐいと価値観を変えていった。
その時代のうねりみたいなものを想像するとゾクゾクします。



染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ





ピラルク

2015-11-25 18:54:53 | さかな図鑑
2016.03.26更新(加筆・修正・画像追加)
2016.03.28更新(加筆・修正)
2016.04.07更新(加筆・修正)
2018.04.22更新(加筆・画像追加)
2018.05.06更新(加筆・修正・画像追加)
2018.05.08更新(修正・画像追加)
2018.08.04更新(画像追加)
2018.08.16更新(画像追加)
2018.08.23更新(加筆・画像追加)
2018.09.10更新(加筆・画像追加)
2019.06.14更新(加筆)
2019.06.27更新(加筆・修正・画像追加)



ピラルク!


(箱根園水族館にて撮影/2018.8)


(サンシャイン水族館にて撮影/2016.3)


(足立区生物園にて撮影/2018.5)


(アクアパーク品川にて撮影/2018.8)


(鳥羽水族館にて撮影/2014.7)


南米のアマゾン川流域に分布。
沼地や流れのゆるやかな場所に生息しています。

(足立区生物園にて撮影/2018.8)


世界最大の淡水魚(※)で、
最大のものは4mとも5mとも言われています。
恐竜が地球上に君臨していた
白亜紀に誕生したとされており
それから1億年
ほとんど姿が変わっていない生きた化石です。

※淡水魚の世界最大には諸説あり
アリゲーターガーやチョウザメ、
オオナマズなども候補に挙げられます。
ですが、一昔前までは
世界最大の淡水魚といえばピラルクでした。


(サンシャイン水族館にて撮影/2016.3)


(足立区生物園にて撮影/2018.5)


丸太のような胴体をしており
顔は横に平たく
尾は縦に平たくなっています。
背びれ、腹びれ、尻びれ、尾びれが
体の後半部分に集中しているのも
特徴のひとつです。
巨大な体のため
大量の酸素を必要としますが
アマゾン川の多くの水面で
酸素不足がよく起こります。
ピラルクはエラ呼吸の他
浮き袋を利用して空気呼吸ができ
水中の酸素が少なくなると
水面に口を出して空気を取り入れます。

(足立区生物園にて撮影/2018.8)


靴べらとして利用されるほどの
硬い鱗で全身を覆われています。

(足立区生物園にて撮影/2018.8)


口は大きく
舌にはたくさんの突起がついた
おろし器のような硬い骨が通っています。
そのお陰で
他の水生捕食者が扱いかねている
鱗の硬いナマズ類などの獲物も
食べることができます。
魚を主食としていますが
水生無脊椎動物(カニなど)や
鳥までも捕食します。
ボンっと音を立てて
丸飲みにする豪快な捕食シーンは
ピラルクの魅力のひとつです。

(鳥羽水族館にて撮影/2014.7)


(サンシャイン水族館にて撮影/2016.3)


(箱根園水族館にて撮影/2018.8)


(足立区生物園にて撮影/2018.5)



ピラルクとは現地の言葉で「赤い魚」。
体の後半のこの赤色が特徴です。

(サンシャイン水族館にて撮影/2016.3)


(足立区生物園にて撮影/2018.8)



10月~翌5月、
湖や川床に掘った浅いくぼみの上で産卵します。
産み落とされた卵は受精したあと
親(おそらくオス)の口の中に運ばれ
孵化するまでそこで保育されます。
子育てする親の頭部の
目と口の間あたりには
吹き出物のようなコブができ
稚魚の栄養を分泌すると考えられています。

↓ピラルクの子供

(東京タワー水族館にて撮影/2015.11)


3年ぶりに東京タワー水族館に行くと
ピラルクの子供が立派に成長していました。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.4)


古代魚!って感じ(*^^*)

(東京タワー水族館にて撮影/2018.4)



こちらの小ぶりなピラルクたちも…

(足立区生物園にて撮影/2015.11)



3年たったらスゴい貫禄(>o<)

(足立区生物園にて撮影/2018.5)


一ヶ月に5~6㎝伸びることもあったそうで
このとき130㎝!

(足立区生物園にて撮影/2018.5)




栃木のなかがわ水遊園では
でっかいピラルクを上からも横からも下からも堪能できます。

(栃木県なかがわ水遊園にて撮影/2013.5)



箱根園水族館には
2メートル級のピラルクが3匹!

(箱根園水族館にて撮影/2018.8)



こんなイラストと説明文も(^^)v
(100センチメートルの息子と)



2015年夏にリニューアルオープンした
品川のアクアパークにもピラルクが仲間入り(*^^*)

(アクアパーク品川にて撮影/2018.8)



古(いにしえ)のロマン!
みんなの憧れ!
今までスルーしていた人も
次回水族館に行ったら是非
ピラルクにも注目してみてください(*^^*)




(追記)
サンシャイン水族館のピラルクたちは
2016年の屋外エリアのリニューアルに伴い展示終了。
他施設に搬送中に死んでしまったそうです。
ピラルクは搬送がとても難しいのだとか。
2メートルの大迫力の姿、もう一度見たかった(T_T)

(追記:2018年9月)
平成30年9月30日、
東京タワー水族館が
40年の歴史に幕を下ろしました。
またひとつ、昭和の名物施設がなくなり
寂しいかぎり(T_T)
個人的には
うちの息子と同い年っぽいピラルクの
成長を楽しみにしていました。

(東京タワー水族館にて撮影/2018.9)





(更に追記)
東京タワー水族館のピラルクくん、
世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふに
引き取られたそうです。



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さようなら東京タワー水族館



染谷知孝ウェブサイト「金魚スタジオ