Seriously?

ひとりごとです

映画 ■■すずめの戸締り■■

2022年12月19日 | 映画

新海誠監督は

自然災害というか
天変地異を
よく題材に持ってくるなあ
 
「天気の子」公開時の
インタビューで
「前作『君の名は。』は
災害を無かったことにする話だ
という批判を受けた」
と、言っていた
 
災害をなかったことにしたい
あるいはこれから起きる災害から
人々の生活を
人生を夢を守りたいと言う気持ちが
とても強い人のように思った
 
11年前の311は
彼にはとっても
深い意味を持っていて
(経験した人なら誰でも
深い意味を感じていると思うが)
あの日亡くなったたくさんの命や
たくさんの日常生活や
欠けてしまった家族への
思いがとても強いのだと感じた
 
 
よく分からなかった所が
チラホラとあった
ネタバレしながら挙げていくので
これから観る人は
読まないでください
 
 
 
 
ネタバレ感想
 
というか謎な所
 
◆閉園した遊園地とか
寂れてゴーストタウンになった
温泉街とかにあるドアから
赤黒い煙のようなもの(ミミズ)が
でて
それが地震を起こす
なぜゴーストタウンに
扉が出てくるの?
 
→ゴーストタウンのある町に
地震が起きるというのは
地震の起きる仕組み上
関係ないんじゃない???
リアリティがない
 
◆しかし東京だけは
寂れていない丸の内線のトンネルに
ドアがあるのはなぜ???
 
◆子猫が
単にイタズラ好きだけど
憎めないキャラなのか
それとも
邪悪な存在なのか
ずっと分からず…
 
そして大きい方の猫は
どっから出てきた???
 
これからすずめが
戸締りして回る街は
災害を未然に防げて
よかったよね
でも311の犠牲者は
時計を巻き戻せないから
すずめの戸締りを
災害の封じ込めを
どう受け止めたらいいのかな?
「ああ羨ましい!」
「11年前にやってくれてたらなあ」
果たして晴れやかな気分で
見られるのだろうか?
ムカムカしないかな?
大丈夫?
 
 
◆自然災害を
扉の向こうに閉じこめて
念仏を唱え鍵をかけて封じ込める
めでたしめでたし
 
でも、実際には自然災害は
そんなスピリチュアルな
ものじゃないよね
あの日
神様を信じるものだって
大勢飲まれてしまった
 
311という実際の甚大な災害を
作品中に出しておいて
あたかも「スピリチュアルな力で
自然災害は封じ込められるのだ!」
なんて
そんなおとぎ話を唱えて
観客は「素敵」と
受け入れるのかな?
 
現実には祈りは届かない
人間は大自然の前に
祈るしかないちっぽけな存在だから
祈るけれども
祈っても祈っても
不安は消えないのが
真理じゃないかな?
 
 
そんなことを考えた
他の人の感想読んで
考察を進めていきたいと思います
私の鈍い鑑賞力では
このあたりが限界…
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