Seriously?

ひとりごとです

映画 ■■生きる LIVING■■

2023年04月03日 | 映画
黒澤明監督の名作を
ノーベル賞作家カズオ・イシグロが
脚色して
リメイク
 
 
オリジナルの方観てから
観るべきだったろうな…
と思いつつ
 

映画 ■■生きる LIVING■■

 
☆☆
 
 
 
ネタバレ感想
 
市民からの要望を
色々な部署でたらい回しにしている
お役所で働く冷徹な主人公を
ビル・ナイが演じていたが
この役、黒澤版では
50代半ばの設定だったのでは…
 
その場合
突然の余命宣告に
「なぜ私が?!」
とショックを受けて
呆然としてしまうのも分かる
まだまだ10年も20年も
生きられるものと信じて疑わず
自分が死ぬなんて
考えたこともなかったような年齢
 
でも、ビル・ナイは
年齢的に常々「死」は
意識しているのでは?
余命宣告される前から
予期しているくらいが自然では?
あんなふうに呆然とするかな???
と、冷めてました
 
志半ばで
もっともっと生きたいのに
死ななくてはならない無念さを
公園建設のプロジェクトに
打ち込むことで
花開かせようとする執念
生のエネルギーを
(観てないけど)黒澤版では
もっと感じられるのではないかなあ
と、想像しながら観た
 
 
私はおそらく
「余命宣言」されることなく
ある日突然倒れて
死ぬことになるんじゃないかと
予想しているので
「あと半年」と
教えてもらえるのは
怖いけど良さもあると思った
 
災害や事故や
殺人事件に巻き込まれて…
なんて突然の最後にならないなら
他人を恨まなくていいなら
いろんな自分の最後の可能性を
考えると
ものすごく救われる気がする
 
 
そんなふうに
自分の死のことを考えながら観た
 
 
「あと半年しかない」と言われたら
何をするだろう
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