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ひとりごとです

歌舞伎 ◾️◾️平家女護嶋◾️◾️

2024年01月21日 | 演劇

市川團十郎、ぼたん、新之助の

親子三人の共演する歌舞伎
女性は子役のうちは歌舞伎に出られるけど
恐らくティーンになった頃からなのかな?
出られなくなるので
三人揃うのはこれが最初で最後と思って
観たいと思った
 
女性も歌舞伎に出演させるべき
という意見もあるようだが
男性が女性を演じるのが
歌舞伎の面白さの一つなので
リアルな女性が入ると
女形が演じるという前提が
全て壊されてしまって
世界観が統一されないし
魅力が否定される
と、個人的に私は反対
 
今は
女性にも門戸を開こうという流れが
大きくなっていくかも?
という状態なので
これからも親子三人で歌舞伎共演は
実現するのかも…
 
 
市川團十郎さんは
俊寛の役の時
声が弱々しすぎて(役柄上なのか?)
ラストシーンもなんだか
迫力に欠けた
でもこれは私が
ものすごく迫力あるラストシーンを
勝手に思い描いていたからかも
 
團十郎さんは俊寛の他に
常盤御前と斎藤実盛の役を
演じられておりましたが
斎藤実盛の役が一番よかったかな?
 
多分、自分の演技より
お子様たちのことが気になって
集中できないのでは?
と、思った
半分、自分の子どもたちが
ちゃんとやってるかなーと
授業参観しながら演じているような…
 
親の獅子が
子どもの成長のために
崖から突き落とすような厳しさは
感じませんでした
(まだ二人とも小さいからね)
見守るような、暖かい目線を感じました
 
 
ぼたんさんは子役ながら
とてもうまい役者さんだと思いました
これから注目させていただきたいです
 
新之助さんはまだ声があどけなく
大人の役者さんたちに比べたら
そりゃあ未熟で荒削りなのでしょうが
でも、これからどんどん
お父さんのように大きく猛々しく
たくましく精悍になっていくのだろうと
分かるので
その過程のとても貴重な瞬間を
二度と見られない花火のような煌めきを
見させていただけたと思います
 
ぼたんさんも新之助さんも
とても誠実に真摯に
お稽古に励むタイプのように見えました
(実際にはどうなのでしょうか?)
 
新之助さんは
なんとも言えない愛嬌があって
何やっても可愛いというか
…観客席の女性は
みんな母親か祖母の気持ちです
「まあまあ、大きくなって(ホロリ)」
 
この三人を見るといつまでも
麻央さんの面影を
思い出してしまうから
普通のお芝居見るのとは全く違う
エモーションがあります
だから「お芝居そのもの」を客観的に
ああだこうだと語ることは
私にはできません
 
 
三人の舞台は
別々に出演されているものも
また見させていただきたいと思いました
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