かあちゃん猫の気まぐれな日々

猫好きおばさんの気まぐれ日記?
のんびり綴らせてもらいます(笑)

看取り介護

2016-02-03 | 日記
実母の退院が決まりました


癌が完治したわけではありません

もう何も出来ないんです


抗がん剤も効きません

何の治療もできないんです


早期であれば・・・手術もできたのかもしれません


痛みも苦しさも感じないままで、癌は確実に進行し、母の体を蝕んでいた結果です






退院後は自宅での看取り介護になります


一切の治療はせず、食事や水分補給も本人の意思のみ

栄養点滴もしません


医師の往診が月一程度・訪問看護師が週二か三回来て、バイタルチェック

もし・・・急に呼吸が停止しても・・・救急車は呼ばずに病院に連絡するだけ


ターミナルケアと一緒ですね・・・




母自身が何よりも自宅で死期を迎えることを願っています

同居する父も弟もその覚悟をしています


退院して・・・どの程度生きていられるかはわかりません

食事も殆ど食べないし・・・水分も取ろうとしない

歩くことも出来ません  寝たきり状態です



退院が決まるまではいろんな葛藤がありました

自宅に戻れば、父の負担も半端ありません

夜も眠れなくなるでしょうし・・・

弟も寝不足で仕事に影響がでることもありえる


入院していれば・・・父も弟も夜間だけでもゆっくり休める事は解っていますもんね



母に残された月日を考ええれば・・・母の希望を叶えてあげようと・・・

わがままな母に振り回されてあげようと・・・

父も弟も・・・決めた

私はそれを受け入れました


母は現在も癌による痛みがありません

痛いとも苦しいとも言いません

それも大きいですね







何よりも看取りができるのは・・・

介護福祉士のKさんの手助けが大きいです


母の介護申請をしたときに担当に決まったKさん

本当にいろいろと相談にも乗ってくれてます

今回の退院についても、医師・看護師などとカンファレンスでよく話し合ってくれてね

介護の為のレンタル用品の細かい提案や料金の説明

介護度の見直し(現在、母は介護認定3です)の提案と早期申請もしてくださってます


忙しい中でもひとりひとりを気遣ってくださってます

Kさんのおかげで看取りができるといってもいいでしょう

Kさん ありがとうございます












自宅での看取りにはいろんなご意見があると思います

入院していれば、少しでも延命に繋がる事もわかっています


それでもね

自宅で家族に見守られて死期を迎える事は幸せと言えるのではないでしょうか?







穏やかな顔で自宅に帰れることを喜ぶ母

覚悟を持って、看取り介護をきめた父

見守るだけの私と弟


残された月日が母にとって、更に穏やかな日々でありますように・・・