行かなければッ! チェック・ナウ
諏訪ウィーク!!!
諏訪敦彦講演会と映画上映会のお知らせ
諏訪敦彦監督レクチャー「映画は世界を創る」
映画『2/デュオ』で日本と世界の映画界に鮮烈なデビューを果たし、その後も日
仏を横断しながら先鋭的な物語映画を製作する諏訪敦彦監督が沖縄で始めての講
演会を行います。諏訪監督は『M/other』にてカンヌ国際批評家連盟賞を受賞、そ
の後もアラン・レネの名作『ヒロシマ・モナムール』を果敢にリメイクした『H>
Story
』、フランスに活動の場を移して製作された『不完全なふたり』や新作の『ユキ
と二ナ』などにおいて、台本を用いずに監督と俳優たちが共同作業を行うことを
通して、俳優の解放、風景の発見、予期できない物語の創造を続けてきました。
また近年は母校である東京造形大学学長・教授として、学生と共に表現の模索を
続け> ています。
今回は監督自身の作品についての解説なども含めながら、現代社会の中で映画が
なにをしようとしているのか、なにができるのか、などを監督ご自身に語ってい
ただく予定です。
学生の方も、一般の方も、映画、アート、大学などさまざまな関心を持つ方のご
来場をお待ちしています。
(琉球大学でのイベントはすべて入場無料です)
諏訪敦彦監督 講演会
「映画は世界を創る」
日時:6月5日(土)14時~18時
場所:琉球大学法文学部 新棟112教室
14時-16時 映画『不完全なふたり』上映
16時-18時 諏訪監督による講演とQ&A
聞き手:奥間勝也(琉球大学大学院)
同時開催:「諏訪敦彦レトロスペクティブ」
6月1日 『2/デュオ』法文213教室 19時-21時
6月2日 『M/Other』法文新棟112教室 19時-21時
6月3日 『H Story』法文新棟112教室 19時-21時
関連企画:「ユキと二ナ」監督トーク
6月4日 那覇 桜坂劇場 17:40-18:10 (映画『ユキと二ナ』観覧者チケッ
トまたは半券をお持ちの方は入場可能)
問い合わせ:井上間従文研究室 mayumo(AT)ll.u-ryukyu.ac.jp
フライヤーは以下からDLできます。
リンク先
諏訪ウィーク!!!
諏訪敦彦講演会と映画上映会のお知らせ
諏訪敦彦監督レクチャー「映画は世界を創る」
映画『2/デュオ』で日本と世界の映画界に鮮烈なデビューを果たし、その後も日
仏を横断しながら先鋭的な物語映画を製作する諏訪敦彦監督が沖縄で始めての講
演会を行います。諏訪監督は『M/other』にてカンヌ国際批評家連盟賞を受賞、そ
の後もアラン・レネの名作『ヒロシマ・モナムール』を果敢にリメイクした『H>
Story
』、フランスに活動の場を移して製作された『不完全なふたり』や新作の『ユキ
と二ナ』などにおいて、台本を用いずに監督と俳優たちが共同作業を行うことを
通して、俳優の解放、風景の発見、予期できない物語の創造を続けてきました。
また近年は母校である東京造形大学学長・教授として、学生と共に表現の模索を
続け> ています。
今回は監督自身の作品についての解説なども含めながら、現代社会の中で映画が
なにをしようとしているのか、なにができるのか、などを監督ご自身に語ってい
ただく予定です。
学生の方も、一般の方も、映画、アート、大学などさまざまな関心を持つ方のご
来場をお待ちしています。
(琉球大学でのイベントはすべて入場無料です)
諏訪敦彦監督 講演会
「映画は世界を創る」
日時:6月5日(土)14時~18時
場所:琉球大学法文学部 新棟112教室
14時-16時 映画『不完全なふたり』上映
16時-18時 諏訪監督による講演とQ&A
聞き手:奥間勝也(琉球大学大学院)
同時開催:「諏訪敦彦レトロスペクティブ」
6月1日 『2/デュオ』法文213教室 19時-21時
6月2日 『M/Other』法文新棟112教室 19時-21時
6月3日 『H Story』法文新棟112教室 19時-21時
関連企画:「ユキと二ナ」監督トーク
6月4日 那覇 桜坂劇場 17:40-18:10 (映画『ユキと二ナ』観覧者チケッ
トまたは半券をお持ちの方は入場可能)
問い合わせ:井上間従文研究室 mayumo(AT)ll.u-ryukyu.ac.jp
フライヤーは以下からDLできます。
リンク先
いろいろ見逃してしまった映画も多かったですが、
いくつか映画を観てきました。
香港の映画監督アン・ホイさんの『夜と霧』が、観て良かったものでした。
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=135
イラン映画も。http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=105
東京は観る為のチケット並びが大変ですね。
沖縄感覚では観る事もできない、、前売りを買っておく(本当に)、という発想を学んだ次第です。
国立新美術館での光をテーマにされた展覧会は素晴らしかった!
いくつか映画を観てきました。
香港の映画監督アン・ホイさんの『夜と霧』が、観て良かったものでした。
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=135
イラン映画も。http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=105
東京は観る為のチケット並びが大変ですね。
沖縄感覚では観る事もできない、、前売りを買っておく(本当に)、という発想を学んだ次第です。
国立新美術館での光をテーマにされた展覧会は素晴らしかった!
いま桜坂劇場でやっている『惑星ソラリス』を見た。
冒頭と最後の水草とさざ波が美しいこと。
始まりあたりにたっぷりと時間を使って表現しているところが今の映画にはちょっとない時間感覚と
タルコフスキー感覚に浸りました。前日から展覧会準備等で寝不足ともあり、ほんとに寝てしまいそうに
なりましたが、中盤から最後まで目が離せない展開。
思考をもった宇宙空間が夢の中で見たイメージを現実物質に変えていく。恐ろしいイ。
ジェームス中川さん・トモ子さんお薦めの『スモーク・シグナル』もいい映画でした。
ポストコロニアズムとジェンダー差別
父性の喪失から生まれる内側に向けられる暴力
アル中、DV、パワーによって虚勢された男の誇りの喪失感、孤独が家族に暴力になって向けられていく
その被害は女と子どもに向けられる
暴力をうけた女は、子どもは、失われた父性、民族の誇りを抱くその勝手なふるまいの男を許せるか、否か。
映画のタッチは消して重くなりすぎない形で描かれていますが、そこがリアルな気がした。
と、いうか
オキナワそのものと言えるテーマ。
インディアンが土地を奪われた時代を今の時代に語っているシーン、インディアンの子孫達、
彼らの言葉は始終英語ですすむ。
沖縄映画もこれくらいきちんと描くべきだよな、本当に。
昨日はアーティストトークでした。
思う事多し。
他者の言葉は愛もあれば、刃もある。刃言葉に愛があるとは言い難い。
刃言葉にはたいがいは言いたいから言っているだけでまともに受けてると身がもたない。作品を深く読んでくれる人もいれば、
見ないままに切りたくなる人もいる。イメージが先行して作品に辿り着かない場合も多い。
でも私はつくっているし、会っている。
表に出すということは、表現だ。黙々と密やかに創るのもよし、ぶつかって表道を歩いて転がってころんで創るのもよしと
しようじゃないですか、時間はなくなる一方だ、静かな時間を守り続ける事も大事だし、声をかけ合ってつくっていくのもいいと思う。
ともかくまだまだ始まったばっかりであって、つくったものを懐古するつもりはない。
まだ見ぬ人に会いたいということと、まだ見ぬ作品を想い呼び出すことに躊躇するつもりはない。
そのための忠実さは失わないように、するだけは守る。
外から固められるイメージなんて壊してしまえばいいだけだ、しょう。
あいかわらず作り続けていくスタンスで行きます。
・・・・・・
(お兄ちゃんありがとう)
冒頭と最後の水草とさざ波が美しいこと。
始まりあたりにたっぷりと時間を使って表現しているところが今の映画にはちょっとない時間感覚と
タルコフスキー感覚に浸りました。前日から展覧会準備等で寝不足ともあり、ほんとに寝てしまいそうに
なりましたが、中盤から最後まで目が離せない展開。
思考をもった宇宙空間が夢の中で見たイメージを現実物質に変えていく。恐ろしいイ。
ジェームス中川さん・トモ子さんお薦めの『スモーク・シグナル』もいい映画でした。
ポストコロニアズムとジェンダー差別
父性の喪失から生まれる内側に向けられる暴力
アル中、DV、パワーによって虚勢された男の誇りの喪失感、孤独が家族に暴力になって向けられていく
その被害は女と子どもに向けられる
暴力をうけた女は、子どもは、失われた父性、民族の誇りを抱くその勝手なふるまいの男を許せるか、否か。
映画のタッチは消して重くなりすぎない形で描かれていますが、そこがリアルな気がした。
と、いうか
オキナワそのものと言えるテーマ。
インディアンが土地を奪われた時代を今の時代に語っているシーン、インディアンの子孫達、
彼らの言葉は始終英語ですすむ。
沖縄映画もこれくらいきちんと描くべきだよな、本当に。
昨日はアーティストトークでした。
思う事多し。
他者の言葉は愛もあれば、刃もある。刃言葉に愛があるとは言い難い。
刃言葉にはたいがいは言いたいから言っているだけでまともに受けてると身がもたない。作品を深く読んでくれる人もいれば、
見ないままに切りたくなる人もいる。イメージが先行して作品に辿り着かない場合も多い。
でも私はつくっているし、会っている。
表に出すということは、表現だ。黙々と密やかに創るのもよし、ぶつかって表道を歩いて転がってころんで創るのもよしと
しようじゃないですか、時間はなくなる一方だ、静かな時間を守り続ける事も大事だし、声をかけ合ってつくっていくのもいいと思う。
ともかくまだまだ始まったばっかりであって、つくったものを懐古するつもりはない。
まだ見ぬ人に会いたいということと、まだ見ぬ作品を想い呼び出すことに躊躇するつもりはない。
そのための忠実さは失わないように、するだけは守る。
外から固められるイメージなんて壊してしまえばいいだけだ、しょう。
あいかわらず作り続けていくスタンスで行きます。
・・・・・・
(お兄ちゃんありがとう)