おじいちゃん先生が ちょっとさがってるねと言って薬を持参
経験上 先生のちょっとは侮れない
薬の管理は彼女なのでお任せです
自分でもこの低血圧と貧血は普通じゃないなと思うもの
言われた通りに ちょっとを一応信じておこう
病院にいた頃は 人が出入りする度に体調が悪化して しまいには胃潰瘍が出来るまでになった
治療しなきゃならないのに ストレスで食欲減退 ゲボ三昧 体重が子供と変わらなくなった
免疫力下がってるのに 思うように進まないので強制的にチューブを入れたり
治療はきついんだけどクリーンルームにいる時気持ちが1番楽だったな ひとりだったし決まった人しか来なかったしね
そんな状態の時におばあちゃんと初めて会ったらしい 多分入院初めなんだろうね
全然記憶がない
初対面は 記憶にない
病院の様子は後から聞いて自分で組み立てたものが多い
鎖骨のとこの傷は何かと聞けば チューブいれたから切ったんだといわれた
お腹は?
足は?
腕は?
それは自傷の痕だと言われた
クリーンルームは覚えてるよ
殺して は 覚えてなかった
みながそう言ってたから そうなんだなって思った
所々覚えてるものもあるんだよね
写真の切り取りみたいに
繋がりは無い事が多いかな
おばあちゃんは 近寄ろうとすると嘔吐して可哀想だったって言ってた 多分それが初めて会った時だと思う
それからは廊下と病室での会話と言うか 私は声が出ないので あちらが話すだけって感じ
今はスマホで会話してる
これは本当かわからないんだけど
病院の先生が私を好きだったらしい笑っ
全然記憶にない
ま 女ばかりのお喋りだから どこまでが本当なのかわからないけどね
病気に関しては聞けば答えてくれるって感じ
おばあちゃんも深刻に話すこともないし 気を使ってくれてる
直接面と向かえない孫をどう思っているかもわからない
胃痛も嘔吐も体重低下も 継続中ですが なるべくストレスのない療養をしているはずなんだけど
夜中の引き戻しとかあるから
中々うまく行かない
ちょっとした事でバランス崩して窮地に陥るんで 怖いですよ
でもいい事もあった
退院してから脳の萎縮が止まった
脳出血の心配もなくなった
色々ねあるのよ
その代わりにこの頃毎月狭心症の発作が起こる
気管支悪くなるとかさ
なんだかね ほんと嫌になるよね
あれが治れば
こちらが悪くなるってさ
心臓も肺も パッと交換出来たらいいのにね
病気の総合デパートじゃないんだからさ
おばあちゃんもおばさんも兄も 下で静かにわいわいやってる事あるんだけどね
私は部屋こもり
この恐怖って治るのかな
声がたまらなくやだ
何もかもが嫌かも
身内なのにね
これ考えるとループするからやめとこう
そんな感じですね
おしまい