兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑について、文春も取り上げました。
有料記事なのでKindleで購入して読んでみたのですが、かなり綿密な取材を行い、えげつない事実も公表されていました。
今回の件では斎藤知事のおねだりがクローズアップされていますが、阪神優勝パレードの際の不可解な資金の流れなどもあり、これらが解明されると、維新の資金集めのブラックボックスが開くのではないかとも言われています。
実はこの優勝パレードの資金調達に関わった職員の方も、自死されています。文春では自死された職員のご遺族への取材も行い、ご遺族も取材に応じた結果、県が死去を認めないため、労災の申請もできずにいることなども分かったようです。
また通常ならご遺族へのお見舞い金を県職員で集めて渡すということが慣例的に行われるらしいですが、これも上司が止めたため行われなかったとのこと。
文春の記事では、斎藤知事を始め、自死された県職員の方に対する非道な振る舞い、言動が細かく紹介されています。
告発された元県局長が、自死の場に選んだのが、今は誰も住んでいない生家だったことも紹介されていて、胸が痛くなりました。
今回の自死された職員の方の告発には、維新の議員が百条委員会の設置から何から何まで必死に反対し、斎藤知事を擁護しようとしていたことが分かっています。
斎藤知事を守らないと、維新のブラックボックスまで開いてしまうからではないかと言われています。
また斎藤知事自身も、自分がやめることで開くブラックボックスを考え、辞任できない可能性も考えられます。
斎藤知事は維新の肝いりで立候補した人です。
阪神優勝パレードだけではなく、他にも維新との繋がりがどんどん出てくる可能性もありそうです。
また最新の情報では、斎藤知事が大阪の吉村知事にパワハラを否定する発言を行っていたことも明らかになりました。
続々と証拠が集まっているのにパワハラを否定するのは、パワハラを否定し、知事職を続けなければいけない理由があるからでしょうか。
斎藤知事は、維新だけではなく、自民党本部(県ではない)の推薦も受けています。
ただし、自民の兵庫県連は、百条委員会の設置に賛成し、斎藤知事に辞職を要求しました。
たぶん、自民は推薦はしたものの、維新ほどの癒着まではないということなのかもしれません。
いずれにしても、百条委員会で、全て明らかにしてもらいたいと思います。