お天道様は見てござる

元創価学会員。現在は公明党が熱烈に推進し、ビルゲイツから感謝状をもらったコロナワクチンの問題について綴っています。

創価学会員の母の死と葬儀(2)

2018-12-25 05:20:45 | 日記
創価学会員の母の葬儀についての具体的な流れについてお話しします。

我が家には貯蓄というものがありませんでしたので、葬儀は家族のみの最低限のものでした。
通夜は行わず、安置という形で、家族だけで葬儀までの時間を過ごしました。
ただ、創価学会の人に連絡しないわけにもいかず、妹が「2、3名程度なら会いに来てもらっても構わない」という連絡をしたところ、3名の婦人部員がやって来ました。
ちょうど間の悪いことに、妹がいったん帰宅し、私が一人でいるところへその婦人部員の人たちがやって来ました。
そして、そのうちの一人は顔見知りの婦人部員でした。
その方は、私を見るなり、涙を流しながら私を抱きしめようとしてきましたので(笑)、私は超反射的に拒絶反応が出て、「やめてください!」と言ってその人を思いきりふりほどいてしまいました(笑)。

この婦人部員の行動も、かなり理解に苦しみます。
たぶん、池田大作さんがそういうことをされるので、感化されて真似していると思うのですが(それで功徳があると思っているのかも?)、自分がいったいどのように思われているのか、そういうことをされた私が嬉しく思うのかというところに、想像力が働かなかったのでしょう(マインドコントロールの影響ってこわい)。
そう考えると、この婦人部員も創価学会の被害者であり、かわいそうな人なのかもしれません。

そろそろ妹が戻ってくる時刻でもあり、妹は創価学会の人に対しても、適度な距離を保ちながら応対できるということも知っていましたので、私はそのまま部屋を出ました。

妹に後でそのことを話したら「こわっ!」と言われていまいましたが、やはり私の中でも創価学会に対する憎しみやわだかまりといったものが、まだ完全には解けていない部分もあったのだなと理解しました。

実は、母の葬儀を学会による友人葬にしなかったことで、亡くなった母が怒ってるのではないか、悲しんでいるのではないか、という不安が、私と妹の中にもありました。
しかし、私も妹も、これは仕方がないという気持ちがあり、学会の葬式ではないけれど、母の遺体の傍には交代して常に誰かがついているようにし、真心を込めて送ろうと決めました。

母は亡くなった時からとても穏やかな顔をしていたのですが、不思議なことに、葬儀でのお別れが近づくにつれ、その顔がさらに穏やかに、さらに微笑むような感じに変化していきました。
葬儀社の方も、こんなに穏やかな顔をした方は本当に珍しいですと仰っていました。
仏教では目が半分開いて口も半分開いているのが良いとか言われているようですが、母の死に顔は、何だかこの世でやれることはやり尽くし、満足して亡くなっていった人の顔のようだと思いました。
そして、母の性格や病気のために、生前優しくしてあげることができなかった私や妹の心を、その母の死に顔がいやしてくれているようでした。
また、学会葬にしなければ、母が悲しむのではと心配していた私たちの不安もすべて払拭してくれました。

イベントのようにぞろぞろと人だけは(功徳目的で)やって来て家族が疲弊するだけの学会葬にしなくて良かったと、本当に心から思いました。

葬儀の時は、父だけが数珠を持ってきていて、あれ?なんで学会葬じゃないんだろう?という顔をしていましたが、すでに父は葬儀を取り仕切るというようなこともできませんし、形ばかり喪主をつとめてもらいましたが、特に異論は唱えず、受け入れてくれたようでした。

葬儀というのは、無宗教という形で行ってもらったのですが、葬儀社の人による納棺の儀式がそれに当たりました。
家族の手で母に足袋をはかせたり、これからの旅路のために必要なものを持たせたり、最期に唇をシキミで濡らすなど、初めての行事ばかりで、学会の人から見たらこれもホウボウというやつになるのかしら、と思いつつ、納棺式を済ませました。
家族だけで、そして葬儀社のひとも丁寧に説明をしてくれ、真心を込めて送ることができたと思います。

葬儀が終わった後、妹が「私の時もこれがいい」と言い、私も「私もこれがいい」と言い合いましたので、きっと母もそう思ってくれていると思います。

そして、母の葬儀を学会葬で行わなかったことによる罰(?)ということも当然ありませんでした。
ご家族が創価学会員で葬儀はどうしようと考えておられる方の参考に、少しでもなれば幸いです。

長くなりましたので、続きはまた明日にでも更新したいと思います。

※年末でばたばたしているということもありますので、コメント等への対応ができるときとできないときがあるかもしれません。ご了承いただけますと幸いです。

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