いのちの源

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クリスチャンの結婚-彼女のフィアンセが婚約を破棄した時 ( 上 )

2019-12-06 13:01:14 | 賛美の心

 「もう別れよう。」

 「いやよ!いやよ!結婚してくれるなら、やって欲しいこと何でもするから…」

 彼らが結婚する1か月前、ヂェンヂェンのフィアンセであったリンは突然婚約を破棄しました。突然訪れたこの知らせに佐恵子は唖然としました。彼女はこれを受け入れたくなければ、彼らの愛を諦める気などさらさらありませんでした。こうして、彼女は電話で彼を引き留めようとしました。

 しかし、リンは容赦なくその電話を切ってしまいました。

 その瞬間、ヂェンヂェンの心は引き裂かれました。彼女は深い悲しみに圧倒されました。彼女は窓にもたれながら、ゆっくりと滑るように床に座り込んで気絶しそうになりました。彼女は窓越しに走り去る車と通り行く人混みを見ながら思い出にふけました…

 その年、ヂェンヂェンは偶然リンと出会いました。リンは背が高くてハンサム、大きな目に太い眉、鼻の高い色黒の男性でした。さらに、彼はスーツと革靴をまとい、それが彼のボーイッシュな魅力をさらに際立てていました。大人らしく落ち着きのある彼は彼女の完璧な男性の条件を全て満たしていました。その瞬間、彼女は彼が理想の恋愛対象であると確信しました。

 リンはよそよそしく、気難しい人でした。しかし、ヂェンヂェンは彼に惚れていたので、一緒にいた時にどのような衝突があっても彼を許していました。さらに、彼が国内の他の地域で仕事をして疲れていた時、彼女は彼を安心させて、元気付けようとしました。彼女は彼に自分の心を捧げていたのです。彼女は疲れ立てている時もありましたが、愛する男性のために努力することに幸せを感じていました。

 

 「私が必死になって維持しようとした愛はこんな風に終わってしまうの?」ヂェンヂェンは自分に問いかけました。しかし、リンの冷たい言葉が耳の中で繰り返し鳴り響く中、彼女は心が引き裂かれたとしても、2人が寄りを戻すことはないと思いました。その瞬間、彼女は絶望感に駆られてこう考えました、「リンのいない人生に何の意味があるのよ?」

 彼女の目には絶望の色が浮かび、彼女はこう思いました;「彼なしで生きるくらいなら死んだ方がましだわ。」これを頭に、彼女はゆっくりと立ち上り、飛び降りようと思って窓を開けようとしました。しかし、彼女は全力を出しても窓を開けることができませんでした。そして彼女はあまりの悲しさに力なく床の上に横たわり、涙が彼女のほっぺたを激しく流れ落ちました。。。

 彼女の家族はこの結婚に反対していたので、その当時、彼女はこの心配を誰に打ち明ければよいのか全く分かりませんでした。こうして、彼女はこの叶わなかった愛を覚えておくため、悲しい気持を日記に書いておく必要がありました。

 その当時、ヂェンヂェンは歩く死体のようでした。周りの人に見せた陰気な笑顔は彼女にとって精一杯の好意的な表情でした。以前、彼女は光輝く太陽を見て、それに対する感謝の気持ちを日記に書いていましたが、それはもうやめてしまいました。彼女は春雨が降った後、空気に浮かぶ地面の香りを嗅ぐ気にもなれませんでした。彼女はイチョウの葉を掴み、それを日記帳にはさみ、その葉脈を指先で描くということもしていましたが、当時の彼女の気分は悲しみで覆い包まれていました。過去の素敵な出来事は全て彼女の思い出から消えてしまいました。彼女の心は完全に暗闇に包まれてしまったのです…

 その後、彼女の母は彼女に神の国の福音を説きました。彼女は神のこの御言葉を目にしました:「あなたの心の中には非常に大きな秘密がある。あなたはそのことを全く知らない。なぜなら輝く光のない世界でずっと生きてきたからである。あなたの心や霊は悪い者によって取上げられてしまった。あなたの目は暗闇によって覆われている。あなたは、空の太陽も夜のきらめく星も見ることができない。あなたの耳は欺瞞的な言葉で塞がれ、ヤーウェのとどろきわたる声を聞かないし玉座からほとばしる水の音も聞こえない。あなたは、得るはずのすべてのもの、全能者があなたに与えたもの全てを失ってしまった。あなたは、苦しみの終わりのない海へ入ってしまった。救助もなく、生き残る希望もなく、ただもがき騒ぐことしかできず…あなたが疲れているとき、この世の荒廃を感じはじめるとき、途方に暮れてはならない、泣いてはならない。全能神という、見張る者はいつでも、あなたが来るのを抱擁して迎えるだろう。彼はあなたのそばで見守っている、あなたが引き返してくるのを待っている…」。 この御言葉は、光の筋のごとく、彼女に少し期待を与えてくれました。彼女は深く感動し、涙が彼女の顔を流れ落ちました。彼女は今までずっと自分の家族を含め、誰も彼女の悲しみを理解してくれていないと思っていました。しかし、あの日、彼女は神の御言葉を読んで神の人類に対する愛と御気遣いを感じたのです。特に、彼女は、「なぜなら輝く光のない世界でずっと生きてきたからである。」 という神の御言葉を目にした時、それは正に自分の置かれている状況であると感じました:彼女は愛を失った後、生きる意欲と希望を失い、支えや方向性を持たぬ歩く死体のような下劣な様をこの世にさらしていたのです。神の御言葉を読み、彼女はこう理解しました:「サタンの支配下にある人々の悲しみと絶望感は神のみが本当に知っておられ、神のみが人類を救うことができるのです。」こうして、彼女は教会生活に参加し始めました。彼女は頻繁に神の御言葉を読み、集会に参加し、兄弟姉妹たちと交流しているうちに、霊的状態が以前よりも良くなりました。


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