若い頃からのコンプレックスは
ごっつい骨盤。
ごんぶとです。
ジーンズを腰のサイズにあわせると骨盤がつっかえて履けません。
とってもキライだったんですが
カイロプラクティックのおばちゃんに
「いい骨盤してますねぇ。きっと子ども産む時、安産ですよ~」
と言われてから、少し好きになりました。
そんな骨盤がいよいよ本領発揮な後編、
分娩にレッツ突入!の巻です。
自宅待機からようやく入院にこぎつけ
陣痛・分娩室に入った私&ソゾ&母の3人。
私は陣痛促進の為に、足湯をすることになりました。
ソファーに座り、フットバスに足をジャブリ。
母はイスに、私とソゾはソファーに腰掛けて
陣痛の合間にはTVを見つつ談笑したり、
妙なくつろぎ空間が出来上がってます。
そんな感じで30分も過ぎた頃
(>皿<:)oO( うぉ!キタ!くぅ~~!イタタタタタ!)
陣痛はどんどんキツくなってきてもう大変です。
でも、強がりの私としては
たとえ親兄弟・旦那といえども
痛がって取り乱している姿を見せるのは
絶対イヤデス。
子どもも命がけで出てくるんだ。
「痛い」とか「もうイヤだ」とか言ってはならん。
そう気合いをいれて、
なるべくクールに...
静かに静かに痛みをこらえていたんですが、
ふと横を見ると...
なごんでるーー!!Σ( ̄□ ̄;)
さらに数分後
寝てるーーー!!!Σ( ̄□ ̄;)
母「アンタ、そのクッション使ってないなら枕にしてあげ」
助「あらら、お疲れなのねぇ。
入院のお部屋のベッドで寝られたらいいのに( ´∀`)」
誰かツッコめよ!!!Σ( ̄□ ̄;)
こうしてまんまと枕を手に入れたソゾは、
更に気持ちよさそうにスピピスピピと爆睡すること数十分。
sozo「ん?(ρ。-)・゜」
tomo「あ、起きた」
sozo「寝てないっすよ!(゜Д゜;≡;゜д゜)」
tomo「いやいや。ぐっっっっすり寝てたから」
sozo「このソファーがいけないだに。気持ちよすぎだに(*´д`*)」
腹を立てるのもアホらしくなってきました。
(;´-`)oO(ナンだか、想像してたのと違ってきてる...)
恐ろしくマイペースなソゾのテンポに
まわりの人間がどんどん飲まれていきます。
裸の大将かアンタは。
こんな妙にのんびりした空気の中、
その逆に私の陣痛はみるみる激しくなって
午後11時
子宮口全開!!
おっしゃーーーー!!('д')
助「よし!これからお産に入ります!」
うぃおーーー!(`д´)ノ
今までののんびりした空気から一変。
バタバタと素早く動き始める助産師さん。
陣痛はもう、腰がちぎれるかと思うほどの激痛で
息をするにも声がもれます。
バタバタ
sozo「が、頑張るだに (;´Д`)ノシ」←蒲焼扇ぎ
ようやくソゾは本来の仕事に目覚めて私を扇ぎ始めたんですが、
この時、私は39度ほどの熱が出ていたらしく
もーれつな寒気でブルブル震えてました。
tomo「寒い...寒いから、うちわはいいよ。ありがと。」
sozo「寒いの?!Σ( ̄□ ̄;)」
”うちわ係り”という仕事が無くなってしまったソゾ。
そわそわ... そわそわ...
(゜ー゜;) ))) 三 三 三 (((ヽ(;´Д`)ノ
どうやらテンパッてきたらしい。
見てると面白そうでしたが、残念ながらそんな余裕ナッシン。
完全放置で痛みに耐えます。
するとソゾの姿が私の視界から消えました。
(・_・;)oO(あれ?どこ行った?)
助「旦那さん、ちょっとそのチューブの中身を手の上に...」
なんか手伝ってるーーー!!Σ( ̄□ ̄;)
何しに来たんだよwwアンタ!
機材をどかしたり片付けたり
すっかり助手と化してマス。
助「ごめんなさいねぇ( ´∀`)旦那さんこき使って」
tomo「いやいや、もう、いくらでもどうぞ」
仕事が出来てよかったな、ソゾ( ´,_ゝ`)
さて、、、
その後もどんどんどんどんお産は進んで、、、
助「もう頭が見えてますよ。旦那さん、見てみる??」
sozo「い、、、いやいや、いいっすよ!(゜Д゜;≡;゜д゜)」
ソゾ、ビビッてます。
助「赤ちゃんが出てくるところなんて
滅多に見れるもんじゃないんだから。
ほれほれ!見てみられ!」
tomo「見てみてよ。どんなか教えて (;´∇`)-3-3ゼェゼェ」
sozo「じゃ、、、じゃぁちょっとだけ ( ( ( (;´∇`)おそるおそる」
助「ほら、これが髪の毛よ。わかる?」
sozo「ほんとだ!トモ!見えてるよ!(;゜Д゜)σ」
tomo「どんな感じ?」
sozo「なんか・・・トラウマになりそうだやぁ(;´∇`)」
tomo「なんで?!Σ(;°ロ°)」
sozo「ちょっとキモイ(;´∇`)」
キモイ言うなww!!
その後も「ツブ貝みたい」だの、「夢に出てきそう」だの失言の応酬です。
もっと感動的な表現できんのか。
まぁ、こんなアンポンタンなソゾはほっといて
私はいきむことに集中集中。
はよ産道から出してあげないと。
助「もうちょっと!もうちょっとよ!」
くぅ~~~~~~~~!!!(>皿<;)
助「吸って~~~吐いて~~~吸って~~~・・・」
くぉ~~~~~~~~!!!(>皿<;)
助「もう一回!もう一回行けたら行こう!!
吸って~~~吐いて~~~吸って~~~・・・」
くぁ~~~~~~~~!!!(>Д<;)
助「よっしゃぁ!!出た!!」
sozo「おおぉっ!!!」
え?!Σ(;°ロ°)
sozo「やった!!出た!!産まれたよトモ!!!」
産まれたの?!?!Σ( ̄□ ̄;)
おぎゃぁ!!おぎゃぁ!!>(>Д<)
うぉ!!産まれてる!!Σ( ̄□ ̄;)
助「おめでとうございます!元気な男の子ですよ~~!!」
やったーーヽ(*´∇`)ノーーー!!
陣痛に気づいてから約21時間半。
コウヘイ、誕生!!
産まれた感覚がまったく無かったのでビックリです。
sozo「やったね!!産まれたよ!!」
tomo「はぁぁ~~~~(;´Д`)-3-3終わった...」
無事に産むことができてホッとしました。
私の横で、コウヘイが看護婦さんに体を拭き拭きされてます。
身長も測ってます。
小さいなぁ
泣いてるなぁ
sozo「産まれちゃったよ~~産まれちゃったよ~~(*´д`*)」
tomo「産まれたねぇ(;´∇`)-3」
sozo「産まれちゃったよ~~産まれちゃったよ~~(*´д`*)」
わかったっつのw!!
相当嬉しいようです。
ん?
カメラは??
tomo「ソゾ、カメラは!?」
sozo「ハッ!!Σ( ̄□ ̄;)」
産まれたとこ、撮ってないのかーーー!
sozo「すっかり忘れてた(;´∇`)テンパってた」
こーーーのアンポンタン!!
結局、”うちわ係り”も”カメラ係り”もダメダメだったソゾなのでした
※この後撮ったコウヘイのアップ写真もブレブレだった...
さて、
この後は産まれたばかりのコウヘイを私の胸の上に乗せて
2時間ほどのカンガルータイム。
ずっと楽しみにしていた時間です。
胸に乗せた瞬間にフッと泣きやむコウヘイ。
産んだ実感がイマイチ沸かなかったのに
この時、一気に体中から幸せオーラが噴出したような気がしました。
ちっちゃい手だなぁ
髪の毛、もうこんなに生えてるんだ
初めての外の空気ってどんなかなぁ
羊水ってこんな匂いなんだ
ちっちゃなちっちゃなコウヘイを抱っこして
いっぱい色んな事を感じたり思ったり。
ソゾと母もニコニコしながらコウヘイを見つめて
3人でほんとに幸せな時間を過ごしました。
終わり良ければ全てよし
コウヘイの出産は、
今までで一番すばらしい経験になったと思います。
出産はここで終わりましたが
ここからは母子同室。
産んだその時から育児の始まりでした。
とまどうことばかりでしたけど、なんとか4ヶ月を乗りきり
親子3人、楽しく過ごしています。
もう一人、産みたいなぁ。
でも年齢的にどうだろう...(-_-;)
もし次の出産があるとしたら
今度こそまともな夫っぷりを見せて下さいね...ソゾ
あと、カメラでの記録も忘れずにヨロシク。