モノグラムのサンダーボルト。去年、もう絶対作れそうもないB-58等、48の大型機達を、ぜひ欲しいという奇特な方々に差し上げた折、天袋の隅、大箱の陰にシュリンクのまま埃にまみれていたのを発見。埃を拭い、箱開けたら懐かしくなり、つい始めてしまった。
タミヤのそれに比べると部品数は1/4位の印象。筋盛り、組説は例の紙一枚。塗装図は無く、小さな完成写真だけ。デカール、しょぼい。多分、買った頃だと絶対に作れなかったと思う。
昔は悩んだはずの翼と一体の機銃。無くさないようテープで止めて切り落とし、これをテンプレートにして真鍮パイプで再生した。その他は手なり、モールドをなるべく消さないよう組み立てたが簡易キットのような段差、隙間は無かった。さすが、モノグラム。
これまた、一体の照準器はタミヤの残り物を移植。椅子もモールドしてあるバスタブコックピットは、昔はここのモールドに感動したもんだ、適宜塗り分ける。
クレオスの12番、13番で塗装。ひどく艶が消えてしまい、あれまーと思ったがポリマー色鉛筆で墨入れのような事をして、指でこすり取っていたらいい具合のムラ艶になった。何とか、その感じを残そうと、クリアは艶消し具合を3種塗り分けてみた。まずまず、良い感じに。
増タンと爆弾もタミヤの残り。この頃のモノグラムのは丸くするのが結構大変なのだ。デカールもタミヤの残り物。貧乏性がこういう時に役立つ。カウリングと尾翼の白帯の寸法がぴったりだったのには感動した。
色々タミヤから移植したが、やっぱり、骨とう品なのでタミヤの切れ味は無い。キャノピーの枠モールドは中を塗りつぶすと丁度良い太さなのか、マスキングして塗ると太目に感じ、垢抜けないのだ。筋盛り、パネル表現もごついし。もっとも、なんと1977年製なのだから仕方が無いか。まーとりあえずは、面白かったので良しとしておこう。何時までたっても形が見えてこない、超絶キットがはやっているが、あっと言う間に飛行機になる模型も捨てがたい。しかし、どでかい戦闘機だ。