この車両、はるか昔、マックスと言うメーカーが出していたが、車軸は金属棒叩き込み、あらゆる部品太目、厚め、パーティングラインがっつり等、古代縄文土器風のキット(当時としては普通の出来、Itemとしては画期的、)だった。私も、さすがに、屋根なしボディーの分厚さが気になって買わんかった記憶が有る。
21世紀となり、あのタミヤが新規で発売、気にはなったが狂暴そうなソ連兵満載の箱絵があれで見送っていた。未練がましくタミヤのHPを覗いていたら、シシリーのアメ車も悪くないか、で遅まきながら購入。
結論。やっぱりタミヤは凄い。良く出来てる。作りやすい。でもこの塗装だとフィギュアー全部使えないのは、ちょっと勿体ないぞ。別売にして本体安くして欲しかったなー。ブツブツ。
とは言え、今時のキットなので結構細かい部品も多く、塗ることを考えながら、組説と首っ引きで組み立てた。値段だけの食い応えは有る。特に、機銃周りはもの凄い事になっていて、老眼と冬のカサカサ指には厳しい造り。でも出来上がりは素晴らしい。さすがにライトガードなどは、壊さない配慮からか厚い。昔ならPE探したりしたのだが、枯れてきたので少し削って良しとした。プラが良質なので削り易かった。やっぱり太目のワイパーは残り物のPEに変えた。うーん、こうなるとライトガードの格子がやはりごついかな、まーいいか。デカールは上質。
一見、野暮ったいのだが、機銃架のレールとか掘りごたつのような椅子とか、見れば見るほど味わい深い言うか面白い形だと思う。しかし、乗り降り大変そうな車だ。
この迷彩、シシリー攻略のハスキー作戦に参加した車両に塗られたとの事。茶色が味噌で、別項にFSナンバー(FS 30257 )が有ったので参考にして調色した。海兵隊のLVTに塗られたタンのような色だと思う。箱の横の絵はちょっと黄色がかぶっているが、あんな感じ。オリーブドラブはクレオス12番にダークイエローを混ぜて相当明るい色合いに。自分では気にいっている。尚、黒と黄色を混ぜるとオリーブドラブになるそうだが比率は不明、役に立たないね。ただ、オリーブドラブを明るくしたい時にダークイエローを足すのは有りだと思う。