真っ赤なスイフトスポーツと暮らす with Dream50&Bianchi

FIAT PUNTO SPORTING ABARTHより軽自動車3台を経て、真っ赤なSWIFT SPORTに乗り換え

1/18・Vespa(べスパ) PK125 Automatica・Maisto

2008-03-30 20:25:17 | 雑貨&模型
 ふらっと寄った古本チェーン店にて、Vespaのミニチュアを手に入れました。米国Maisto社製の1/18スケール、1984年型Vespa PK125 Automaticaです。Maisto社は、米国の玩具メーカーで、主にダイソーやトイザラスなどで販売されている低価格のミニチュアを販売(製造元は香港のよう)している会社です。それだけではなく、週刊モデルカー、週刊クラッシックカーみたいな、分冊百科やパートワークと呼ばれる形式の週刊誌にもミニチュアモデルを提供していたり、バイクのミニチュアも数多く手がけている会社です。ここの特徴としては、非常に安価なこと、(安価な割には)出来が良いということでしょうか。

 モデルの元となったベスパ(Vespa)は、イタリアのバイクメーカー・ピアジオ社により製造販売されるスクーターです。ピアジオ社は、1884年創業のヨーロッパ最大のバイクメーカーです。ピアジオ社というと、スクーターというイメージばかりが強いですが、マイクロカーや三輪車なども販売していたり、アプリリア、モトグッツィ、ジレラなどの、有名オートバイメーカーを傘下に収めていたりもします。この辺は、ちょっとフィアットと共通する感じもします。※もう一つのイタリアを代表するメーカー・カジバ(Cagiva)は、ドゥカティ(99年に売却)、ハスクバーナ、モトモリーニ、CZを買収して傘下に収め、二輪のフェラーリと呼ばれるMVアグスタの商標使用、製造販売権をも取得しています。ため息の出るような歴史と伝統のあるメーカーがあり、そのブランドイメージを上手に生かしてゆく手法は、なにか自動車業界と共通するものがありますね。さすが、ファッションとブランドの国という感じがします。

 日本でのべスパ人気というのは、一種独特な根強いものがあって、中でもクラシカルな“ビンテージシリーズ”に人気が集中したようです。本国での生産が終了した後も、日本向け輸出用に再生産がされるなど、ミニと同じような受けかたをしてます。やはり『ローマの休日』、『探偵物語』の影響が大きかったのでしょうか。べスパ(ラテン語でスズメバチの意)という名前は、(スズメバチのように)ウエスト部分がきゅっと締まった姿からきていると思っていたのですが、Wikiで調べてみると2ストロークエンジンの甲高い音からきているようです。なにかイメージとしては、ブランド物の高価なハイヒールという雰囲気もありますね。イタリア人の足として長く愛用され、日本人からは、その可愛らしさや、お洒落な雰囲気が好まれたところなどは、チンクと共通する部分があるようにも感じます。

 個人的には、ベスパやアプリリア製の小さな原付が欲しかったりします。ただこれらは、中古でも20万以上したり、維持にお金と手間がかかったりと、なかなか敷居が高いですね。しかし、このような小さな宝物というのは、生活にささやかな潤いをもたらしてくれるような気もします。

参考:Wikipedia・べスパ、ピアジオの項


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2 コメント

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Unknown (ミニカー不定期便?)
2008-03-30 23:17:52
べスパに関する記事・・・大いに参考になりました。今回マイストのモデルを購入されたとのこと。確かに安価の割には雰囲気を良く表していると思います。それなりにコレクターがおられるようです。
つい数年前に1000円ちょっと(1/43)で販売されていたベンツなどはミニチャンプコレクターもびっくりの40000円近い価格で取引されている物もあり安価品メーカーと呼べないかも・・・
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はじめまして (spo-abarth)
2008-03-31 20:09:58
実は、もうひとつ雑貨や古いゲームに関するブログを
もってているのですが、ミニカーにはあんまり詳しく
なかったりします。ただ最近では、車趣味とも連動して
ミニカーも気になり始めています。

1万円以上のミニチュアには、ちょっと手が出ませんが、
出来のいいものを安価に提供しているマイスト社は、
そういう意味で非常に良いメーカーだと思います。
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