なんらかの組織・集団が採用活動を行なうにあたって候補者の採否を決定するポイントは数多く、また場合によっても異なります。
しかしその一方、どんな理由で採用しようと、一旦組織に入れてしまうと、いずれ必ず組織に害をなす有毒人材というのは確実に存在します。
ところが、世の中ではこういう人物はえてして「おじさんキラー」「おじさん殺し」「おじさん転がしのうまい人物」…すなわち権力を持った年長者に取り入ることが極めて巧みであることが多いため、組織内でも出世することが多く、そのため権力も握ってしまいやすいという特性があります。
別に権謀術数に長けていようと、十分に実力が伴っていればそれでも構わないということもできるのですが、この種の人物の中には、権力を奪取するまでの過程は巧みでも、肝心の実務面での能力が伴っていないため、いざ権力を振るうことのできる地位に就くと、稚拙な仕事で周囲や下の者に迷惑をかけ続け、結果として周辺の人々や関係する団体までもがその尻拭いに奔走させられる…という現象は、今も我々の周りやテレビの向こう側の光景として日々繰り広げられている通りです。
地位を得て権力を握るまでは巧みに立ちまわっていても、その後が続かないから「人罪(注)」なのですが。
こういう人物に対しては、せめて自分の近くには置かない、自組織には入れないという対処が組織防衛の観点から求められます。
そこで今回は、「自己顕示欲・出世欲・権力欲だけは人一倍なのに、緻密さ・慎重さが欠如しているために、いざ権力を握るとズサンな仕事で周囲に迷惑をかけ続けて他人を振り回すという傾向を持つ人物をいともたやすく見抜く方法」を紹介する。
その方法は極めて簡単だ。
・3行程度のかな漢字混じりの日本語の文章を
・罫線やマス目のない無地の紙に
・横書きの手書きで書いてもらう
たったこれだけである。文章の内容はなんでもいい。
いや、別にわざわざ書かせる必要はない。その人物が無地の紙片に走り書きしたメモ等を入手するだけでもいい。
もしも対象者が、
右肩上がりで
極端に大きな字を
行も極端に右上がりで
誤字脱字の多い文章
を書いていた場合、その人物は周囲にとって相当危険な傾向を持っているおそれが極めて高いと言える。
簡単に言えば、大きな文字は自己顕示欲、右肩上がりは強い上昇志向、紙の平行を無視した右上がりの文字列は秩序の無視とバランス感覚の欠如を示している。
そして最も重要で致命的なのは、たった3行程度の文章を書くのにすら誤字脱字を頻発させるような者は、仕事に対してだけでなく、何に対しても慎重さ・緻密さが決定的に不足していることを示しており、実際の仕事の上でも凡ミスや迂闊な発言・行動の連発で重大な失策を犯す傾向がある。
もし仮に、権力者以外の者から誤字を指摘された場合、彼らはキョトンとしたあと、何か問題なんですか?としれっとして言うか、間違いに気づいたのならそっちで直せばいいじゃないか、というようなことを口に出すか態度で示すだろう。そういう態度を示した場合は、組織にとっての危険度はもはや「当確」である。
ここまで見て、「オカルトだ!」と言われるかもしれないが、私がこれまでに遭遇してきた「危険人物」は、皆例外なくこの特徴を顕著に示しており、まず間違いのない識別法である。
世の中の採用活動において、いまだに履歴書等を手書きで書くよう指定がされることがあるのも、「応募者の書く文字からその性格傾向を読み取ろうとする」ことが多いことの証左でもある。
なお、上記のような危険な性格傾向を示すものは、下位の者や見ず知らずの人間(これから取り入ろうとする先の組織の、権力を持ったオジサン以外の、彼らにとってはどうでもいい人間)から何を言われても、完全に見下して聞く耳など持たないので、たとえこの識別法が知られたとしても有効であり続ける。
つまり彼らはこれを読んだとしても、「もしかして俺のことか」とは露ほども考えないのである。
そう、彼らは今もどこかで誤字脱字だらけの杜撰な文書・書類を書き続け、軽はずみな発言や行動で問題を起こし、組織にダメージを与え続けているのだ。
(注)企業についてコンサルが使う場合には、「意欲も能力(実績)も低い、企業にとってはお荷物となる人材」を指すことが多いが、ここではいわゆる「経営側に侵入した無能な働き者」というニュアンスである。そしてコンサルはこの種の人物に対しては無力である。なぜならコンサルの雇い主は経営者であり、コンサルが雇い主を批判することはあり得ないからだ。だから、経営陣に雇われたコンサルタントが社内をうろついて経営陣と密談しているのは、一般社員にとっては「バッド・サイン(悪い前兆)」でしかない。
にほんブログ村
しかしその一方、どんな理由で採用しようと、一旦組織に入れてしまうと、いずれ必ず組織に害をなす有毒人材というのは確実に存在します。
ところが、世の中ではこういう人物はえてして「おじさんキラー」「おじさん殺し」「おじさん転がしのうまい人物」…すなわち権力を持った年長者に取り入ることが極めて巧みであることが多いため、組織内でも出世することが多く、そのため権力も握ってしまいやすいという特性があります。
別に権謀術数に長けていようと、十分に実力が伴っていればそれでも構わないということもできるのですが、この種の人物の中には、権力を奪取するまでの過程は巧みでも、肝心の実務面での能力が伴っていないため、いざ権力を振るうことのできる地位に就くと、稚拙な仕事で周囲や下の者に迷惑をかけ続け、結果として周辺の人々や関係する団体までもがその尻拭いに奔走させられる…という現象は、今も我々の周りやテレビの向こう側の光景として日々繰り広げられている通りです。
地位を得て権力を握るまでは巧みに立ちまわっていても、その後が続かないから「人罪(注)」なのですが。
こういう人物に対しては、せめて自分の近くには置かない、自組織には入れないという対処が組織防衛の観点から求められます。
そこで今回は、「自己顕示欲・出世欲・権力欲だけは人一倍なのに、緻密さ・慎重さが欠如しているために、いざ権力を握るとズサンな仕事で周囲に迷惑をかけ続けて他人を振り回すという傾向を持つ人物をいともたやすく見抜く方法」を紹介する。
その方法は極めて簡単だ。
・3行程度のかな漢字混じりの日本語の文章を
・罫線やマス目のない無地の紙に
・横書きの手書きで書いてもらう
たったこれだけである。文章の内容はなんでもいい。
いや、別にわざわざ書かせる必要はない。その人物が無地の紙片に走り書きしたメモ等を入手するだけでもいい。
もしも対象者が、
右肩上がりで
極端に大きな字を
行も極端に右上がりで
誤字脱字の多い文章
を書いていた場合、その人物は周囲にとって相当危険な傾向を持っているおそれが極めて高いと言える。
簡単に言えば、大きな文字は自己顕示欲、右肩上がりは強い上昇志向、紙の平行を無視した右上がりの文字列は秩序の無視とバランス感覚の欠如を示している。
そして最も重要で致命的なのは、たった3行程度の文章を書くのにすら誤字脱字を頻発させるような者は、仕事に対してだけでなく、何に対しても慎重さ・緻密さが決定的に不足していることを示しており、実際の仕事の上でも凡ミスや迂闊な発言・行動の連発で重大な失策を犯す傾向がある。
もし仮に、権力者以外の者から誤字を指摘された場合、彼らはキョトンとしたあと、何か問題なんですか?としれっとして言うか、間違いに気づいたのならそっちで直せばいいじゃないか、というようなことを口に出すか態度で示すだろう。そういう態度を示した場合は、組織にとっての危険度はもはや「当確」である。
ここまで見て、「オカルトだ!」と言われるかもしれないが、私がこれまでに遭遇してきた「危険人物」は、皆例外なくこの特徴を顕著に示しており、まず間違いのない識別法である。
世の中の採用活動において、いまだに履歴書等を手書きで書くよう指定がされることがあるのも、「応募者の書く文字からその性格傾向を読み取ろうとする」ことが多いことの証左でもある。
なお、上記のような危険な性格傾向を示すものは、下位の者や見ず知らずの人間(これから取り入ろうとする先の組織の、権力を持ったオジサン以外の、彼らにとってはどうでもいい人間)から何を言われても、完全に見下して聞く耳など持たないので、たとえこの識別法が知られたとしても有効であり続ける。
つまり彼らはこれを読んだとしても、「もしかして俺のことか」とは露ほども考えないのである。
そう、彼らは今もどこかで誤字脱字だらけの杜撰な文書・書類を書き続け、軽はずみな発言や行動で問題を起こし、組織にダメージを与え続けているのだ。
(注)企業についてコンサルが使う場合には、「意欲も能力(実績)も低い、企業にとってはお荷物となる人材」を指すことが多いが、ここではいわゆる「経営側に侵入した無能な働き者」というニュアンスである。そしてコンサルはこの種の人物に対しては無力である。なぜならコンサルの雇い主は経営者であり、コンサルが雇い主を批判することはあり得ないからだ。だから、経営陣に雇われたコンサルタントが社内をうろついて経営陣と密談しているのは、一般社員にとっては「バッド・サイン(悪い前兆)」でしかない。
にほんブログ村