最初の分科会が終了。
先輩と新人同士のタッグが、オロオロしながら様子を見守る。
先輩からの普通な声がけは今日もあった。
以前の口撃は何だったのか。
この人の素は何なのか。
私はどんな奴だと映っているのか。
昼休みに外にタバコを吸いに出るのが日課になった。
課長も来て、少し話す。
課長は特に私のことを知ろうとするような声がけはない。
リラックスしに来ているだけ。
部下への気遣いは特になさそうだ。
休憩中だから、私も不用意に踏み込まない。
課長に合わせ、沈黙も受け入れる。
課長には私がどう映っているのか。
カウンセリングで再確認した責任感、使命感、正義感。
何か昔に履歴書に書いていたような言葉だ。
いつの間にか忘れてしまっていたが、
かつて、私を形づくっていた大きなもの。
そして今もなお、忘れているだけで待ち続けているもの。
根っこ、あるいは芯にあるもの。
もしかしたら、見えていない自分がいるような気がする。
何かが原因で、いつの間にか見えなくなっていたのかもしれない。
人に映っている自分は、
私の思っている自分なのか。
私はちゃんと、自分だと思える自分をつくっているのか。
私は自分を何だと思っているのか。
今の私は何でできているのか。
過去にどんな自分がいて、
今はどんな自分になっているのか。
自分はどんなやつか。
それが少しでも見えると、今よりも何かがよくなるような気がする。
ただそんな気がするだけだが、
見えると信じて取り掛かろう。