1918年7月1日(旧暦6月18日)
横浜のグランドホテルに移る。コンサートの前に少しお披露目をしなければならない。加えるに、こちらは涼しいし、ヨーロッパ人が多い。蒸し暑い日には、かげろうのように空に溶け込む水平線が、とてもきれいだ。夜の空には、赤いアンタレス星のある素晴らしいサソリ座。ここではあらゆる星座がはっきりと、恐ろしくて神秘的な獣そのものの姿で輝いている。
横浜のグランドホテルに移る。コンサートの前に少しお披露目をしなければならない。加えるに、こちらは涼しいし、ヨーロッパ人が多い。蒸し暑い日には、かげろうのように空に溶け込む水平線が、とてもきれいだ。夜の空には、赤いアンタレス星のある素晴らしいサソリ座。ここではあらゆる星座がはっきりと、恐ろしくて神秘的な獣そのものの姿で輝いている。
ニューグランドは名前を拝借しただけで
旧グランドホテルとは無関係らしいです。
帝劇公演間近ですので、ぜひまたお越しくださいね!
ニューグランドはヘルベルトさんのご指摘どおり、グランドホテルとは別物ですが、横浜らしい味わいのあるホテルだったと記憶しています。雰囲気だけは受け継いでいるのかもしれませんね。プロコフィエフが見た当時のホンモノのグランドホテルの情景は、実は彼自身が書いた短編小説のなかに登場します。後日の日記にご注目ください!
初めまして。誤解を招く書き方でしたね。ご指摘の通り、ニューグランドと直接の関係は無いです(関係あると書いたつもりも無いのですが・・・)。精神を受け継いだと言うべきでしょうか。
>訳者さん
プロコフィエフは短編小説(を書くの)が好きだったとは全く知りませんでした。これからも楽しみにしています。