涙味
ある日お母さんは高熱を出して
寝込んでしまった
幼子のことを気にしながら
燃えるように熱い身体を
引きずりながら食事だけは
作らないと頑張てみたが
身体が動かない
でもそんな妻を見ても
お父さんは自分の食べるお弁当しか
買って来なかった
お腹を空かせた 幼子は小さな手で握った おにぎり を
2個お皿に乗せお母さんの所に持ってきた
「おかあちゃん 一緒にたべよう」と
手にいっぱい ごはん粒を付けにっこりと
笑って言った
お母さんと幼子は形の無い 味の無い おにぎりを
手にいっぱい ごはん粒を付けながら食べた
涙味のおにぎり 世界一の味がした
お母さんは笑ってこう言った
「ありがとう とても美味しいよ
今度は一緒に作ろうね」
お母さんは思ったこの子のために
病気なんかしていられないと ・・・
お勧めのDVDのコメントに
この話が出ましたので探してみたら
見つかりましたので投稿してみました。
この詩は実話です。
今はとても良い旦那様ですよ