新山口駅の新幹線口から、広い駅構内を長い自由通路で渡り
秋芳洞や東萩方面へ向かうバスが発着する、北口へ。
7時30分発 近鉄バスカラーの防長交通バスに乗り、約40分ほどかけて秋芳洞へ向かう。
駅発車時点で乗客は、私を含めて3人。
途中乗り降りもなく、結局その3人が秋芳洞まで乗り通した。
秋芳洞が開く8時30分より早く到着。
昭和の風情が漂う沿道のお土産物店は、さすがに何処も開店前。
商売だから仕方がないが、土産物屋の呼び込みが苦手な私には好都合だ。
ここで、入場券売り場が開くのを待ち
窓口で入場券を購入後、ゲートを通って渓流沿いの小道をしばらく歩いて行くと
秋芳洞へ続く橋のたもとまで到着。
秋芳洞と言えば、これだよこの風景!
サザエさんのオープニングアニメーションで見て以来、ずっと行きたかったんだ(笑)
出会いたかったこの風景をしばらく堪能してから、いよいよ中へと入っていく。
月並みな感想しか言えないが、あまりのスケールにビックリした!
滋賀県にある「河内の風穴」とは比べものにならない(当たり前だが・・・)
自然の力をまざまざと見せつけられ、最初から圧倒される。
あまりに有名な「百枚皿」
実際は500枚ほどあるそうです。
約100万年かけて創り上げられた、自然の芸術品の数々。
「黄金柱」は、秋芳洞のさらに奥の「黒谷支洞」にある。
たどり着くまでに結構歩き、その間 何度も階段を上り下りするので相当疲れたが、
これを見れただけでも、秋芳洞に来た甲斐があった。
本当にカトリック教会に居るような荘厳さ。
看板の位置がなんとも残念だけどね・・
「黄金柱」から折り返し、秋芳洞と黒谷支洞の境にある、秋吉台へのエレベーター乗り場に向かう。
秋芳洞の入場券があれば、エレベーターは無料。
エレベーターから外に出ると、目の前に広がる雄大な「カルスト台地」・・・ではなかった。
目の前にあるのは駐車場で、ここから秋吉台までは
ご覧の坂道を10分ほど登り続けないと、たどり着かない。
このエレベーターを使う観光ルートは、正直 カラダが元気でないと厳しい。
ようやく秋吉台に到着。
体力に自信のない方は、レンタカー利用が無難なようだ。
これ、全部 石灰岩ということだよね。
近くの採石場から私有の高規格専用道路を建設しても、充分ペイする訳だ。
【公式】宇部興産専用道路
再びエレベーターに乗って、来た道を戻る。
全行程約2時間ほどかかった。
秋吉台国定公園公式サイト
バスセンター11:15発 新山口駅行き防長バスに乗車。
新山口駅ではギリギリの接続で
新山口11:58発 こだま850号 新大阪行きに乗車 ⇨⇨⇨ 新岩国12:34着
新岩国駅12:42発 岩国駅行きのいわくにバスで錦帯橋へ向かう。
13時ごろに、錦帯橋のバスターミナルに到着。
実はここも、前から行きたかったところ。
また話が横道にそれるが・・・
私が小学校高学年から中学生にかけての頃、ラジオ局に受信報告書を書いて送り、各放送局が発行する
受信確認証「ベリカード」を集める「BCL」(ブロードキャストリスニング)という趣味がブームだった。
私もたまたま、当時BCL界の第一人者 山田耕嗣さんが書かれた「BCL入門」という本を読んだのをキッカケに
一時BCLにハマり、親父が持っていたSONYのラジオ「スカイセンサー」に簡単なアンテナを繋ぎ、ラジオたんぱで
タモリが担当していた確か「BCLワールドタムタム」という名前の番組で情報を得ながら、海外国内のラジオ局に
受信報告書を書いてはベリカードを貰ったりしていた。(全て紛失)
やっぱり当時から中国(北京放送)はサービスが良かった。私のような者にさえベリカードに加えてペナントや
カレンダーなどたくさん贈ってくれるんだから、日本の政治家ならさぞかし良いものを貰ってるだろうね(笑)
各放送局がいろんなデザインのベリカードを発行していたが、当時 日本の放送局で一番欲しかったベリカードが
錦帯橋をデザインした山口放送のカードだった。
あれを見た時、子供心にも、
「こんな美しい橋が本当にあるんだ」
と感動した。
しかし、滋賀県でラジオ放送出力5kwの山口放送を聴くのは、どう考えても無理な話。
ベリカードは憧れのまま終わったが、錦帯橋にはいつか必ず行きたいと、長年思い続けていたのだ。
通行料¥310を支払い、橋を往復。
この段差は意外と見にくいので、転倒しないよう注意が必要。
錦帯橋公式サイト
ロープウェイには乗らず、再びいわくにバスで岩国駅まで行き
これからJR宮島口駅へ向かう。
つづく