続・とりあえずの映画鑑賞メモ

傷だらけの山河(1964/大映東京)

“それまでの日本映画の紋切り型資本家像に衝撃を与えた作品”

《人の犠牲を意に介さない非情な事業欲で成り上がっていった大事業家が、それゆえにやがて妻にも子どもにも妾にも見捨てられ、孤独になっていく様を描く》

今日は火曜日なので大和経由で大森でお姑さまの様子見をしてから有楽町に向かいました

間に合ったら銀座シネパトスで先週の土曜日から始まった《生誕100年 社会派の巨匠 山本薩夫監督特集 日本映画レトロスペクティブ-Part7-》の第1弾のこれにして、間に合いそうになければ「オーシャンズ」「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」「シャネル&ストラヴィンスキー」のどれかにするつもりでしたが有楽町駅に着いたのが19:05くらいだったのでぎりぎりセーフ、予告編の3分がなかったら危ないところでした

場内は相変わらず年配男性客が殆どでしたがなんとなく昔の名画座に来てるような雰囲気でそれだけでなんか満足してしまいそう、内容的にも、テンポがよくて畳みかけるような展開で社会派的なメッセージを投げかけながらも娯楽性もありありで社会派映画は基本的には苦手な私にもわかる面白さで観て良かったです

今では珍しくもないんでしょうが“それまでの日本映画の紋切り型資本家像に衝撃を与えた作品”とのこと、山村聰さん演じる非情な事業欲で成り上がっていった事業家の描き方も是非はともかく説得力がありました

さすがに3時間近い映画で疲れましたが、帰宅したらポストにamazonからのメール便で「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」が入っいてたので、昨日録画したしゃべくり007を見てから早速チェック、うひょ~、また映画館に行きたくなってしまいました

銀座シネパトス 19:15~観客20人程/130席
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