続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「プアン 友だちと呼ばせて」(2021タイ/ギャガ)

《「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」で注目を集めたタイのバズ・プーンピリヤ監督が、余命宣告を受けた男と親友の旅を描いた人間ドラマ。「恋する惑星」などの名匠ウォン・カーウァイがプロデュースを手がけウォンた。2021年サンダンス映画祭のワールドシネマドラマティック部門で審査員特別賞を受賞。》

これは予告編やポスターの感じからてっきりBLものだと思い込んでいたので、いつお互いの想いを告白するのか待ち望みながら観ているうちに終わってしまって困ったというか、勘違いしていた自分に呆れてしまったけど、バンコクやパタヤなどこれまであまり目にすることのなかった現在のタイの様子を目にすることができたのもよかった。

主人公のひとりであるボスがバーを経営していることもあって、カクテルが色々登場するんだけど、グラスの色合いや光の使い方、風景の切り取り方など独特、と思ったら、ウォン・カーウァイ監督がプロデュースとわかって納得、「恋する惑星や「ブエノスアイレス」をまた観たくなった。

過去と現在を行ったり来たりするので分かりづらいところもあったけど、深夜放送やカセットテープ、ヴィンテージもののBMWなど時代を感じさせるアイテムや楽曲の使い方も印象的、この作品の解説になっているような「Nobody Knows」がエンドロールで流れたのもよかった。

もう1人の主人公である、余命宣告された青年ウードを演じたアイス・ナッタラットが役柄に合わせて変化する髪型も見どころというか、役柄には共感できなかったけど、タイで4年間モデル活動をした後に韓国のモデル事務所に所属して、韓国のランウェイを歩いた唯一のタイ人モデルとわかって他の出演作品も観てみたくなった。

☆あらすじ☆
ニューヨークでバーを経営するタイ出身のボスは、バンコクで暮らす友人ウードから数年ぶりに電話を受ける。ウードは白血病で余命宣告を受けており、ボスに最後の願いを聞いて欲しいと話す。バンコクへ駆けつけたボスが頼まれたのは、ウードが元恋人たちを訪ねる旅の運転手だった。カーステレオから流れる思い出の曲が、かつて2人が親友だった頃の記憶をよみがえらせていく。そして旅が終わりに近づいた時、ウードはボスにある秘密を打ち明ける。
※映画.comより

キャスト
トー・タナポップ
アイス・ナッタラット
プローイ・ホーワン
ヌン・シラパン
ビオーレット・ウォーティア
オークベープ・チュティモン
タネート・ワラークンヌクロ
ラータ・ポーガム

監督
バズ・プーンピリヤ

原題 One for the Road

128分

PG12

シネスイッチ銀座2 18:00〜観客10人程/182席




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