続・とりあえずの映画鑑賞メモ

非女子図鑑(2009/ニューシネマワークショップ、グアパ・グアポ)

“自分に素直すぎる女子たちの涙ぐましい物語…自分らしく生きようとしすぎるあまり、「女」をはみ出してしまった「非女子」を描いたオムニバス作品”

《神主に恋して、毎日、おみくじを引きに神社に通う女子高生、タダ食いに命をかける格闘美女、女でいることに疲れ、男になろうとする女優、人生で初めて告白をしたが、断られるどころか、軽くあしらわれて自殺を思い立つ一人暮らしのOLなど、行為は痛々しいが真剣に素直に生きることをユーモアたっぷりに描く》

本日2本目は、先週ここで「斜陽」を観た時に次週から夜1回のみ上映されると知って、これは観なくてはと思っていた作品でしたが、これは面白かったです

実は、これ、タイトルからしてもなんか軽いノリの映画かなと思っていたのでいい加減な気持で観たんですが、けっこう映画的なレベルが高くて得した気分になりました

それもその筈、『呪怨』の清水崇や『怪談新耳袋』の豊島圭介、『60歳のラブレター』の深川栄洋など監督陣も豪華だったんですね

なんでも、この企画は“知識も経験もまっさらな人たちが劇場公開映画のプロデュースを果たすべく取り組んだ企画”なんだそうで、資金調達から予算配分、スケジュール組やスタッフ・キャストの交渉に入り、これから世に出る若手監督起用が当初のイメージだったらしいけど身の程知らずの野望で当たって砕けろの精神で監督や脚本家にアタックしたらしいです、手抜きしないでそれに応えた監督さんたちに拍手です

特にいいなと思ったのはノーブラの女…「ビー」混浴好きの女…「混浴heaven」かな、あと、自殺にはしる女…「死ねない女」に大笑いしましたが、他の3編、占い依存の女…「占いタマエ」、ただ闘う女…魁!!みっちゃん」、男を演りたい女…「男の証明」もそれぞれにヒロインのキャラが立っていて“非女子”ぶりを堪能しました。

ちなみに、“腐女子”という言葉もあるそうで、こちらは“婦女子のもじりで、同性愛(主に男性同士)を扱った作品を愛好する女性”のことを指すんだそうです、少し前まで上映していた「腐女子彼女。」を観逃したのが残念、レイトでもいいのでまたどこかで上映してくれないかな

K's cinema19:10~観客40人程/84席
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