続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「ふたりのマエストロ」(2022仏/ギャガ)

《指揮者の父子が最悪の依頼間違いをきっかけに互いの心と向きあう姿をつづったフランス製ヒューマンドラマ。カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされたイスラエル映画「フットノート」の設定を変えてリメイク。「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール」のイバン・アタルが息子ドニ、「巴里の恋愛協奏曲」のピエール・アルディティが父フランソワを演じ、「読書する女」のミュウ=ミュウが共演。俳優としても活動するブリュノ・シッシュが監督を務めた。》

これは父と息子の微妙な関係が描かれていて、さらに孫も加わっての家族の物語として引き込まれるところがあったというか、その父と息子がどちらも指揮者なので、クラシック音楽をふんだんに聴くこともできて、演奏の良し悪しというのは指揮者次第なんだと、改めて指揮者の役割を再認識しながらの音楽映画としても楽しむことができた。

「フットノート」というイスラエル映画のリメイクというのは知らなかったけど、「フットノート」の方は2人とも大学教授のところを指揮者に変えたのは映画的には見せ場もあってよかったのかも、とか思いながらも父親の方の器が小さすぎて、コメディにした方がずっと面白そうと思ったら本当にコメディみたいなラストにびっくり、笑っていいんだよね?とか思わず声を出しそうになってしまった。

ドボルザークやベートーベン、ブラームス、シューベルト、モーツァルトなどの有名な曲が流れるので耳の保養にもなったというか、ミュウミュウを久しぶりにスクリーンで観られたのも嬉しかった。

☆あらすじ☆
パリの華やかなクラシック界でそれぞれ指揮者として活躍する父フランソワと息子ドニ。ある日フランソワのもとに、世界最高峰のミラノ・スカラ座の音楽監督への就任を依頼する電話が掛かってくる。ドニはライバルでもある父の成功を素直に喜べずにいたが、翌日、今度はドニがスカラ座総裁から呼び出しを受ける。実は就任を依頼されたのはドニで、父フランソワへの連絡は誤りだったのだ。父に真実を伝えなければならず葛藤するドニだったが……。
※映画.comより

キャスト
イバン・アタル
ピエール・アルディティ
ミュウ=ミュウ
キャロライン・アングラード
パスカル・アルビロ
ニルス・オトナン=ジラール

監督
ブリュノ・シッシュ

原題  La Scala

88分

PG12

ヒューマントラストシネマ有楽町2 16:35〜観客20人程/62席







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