黄泉の国
『霊界の中でも美しい霊の世界が黄泉の国。その黄泉の国に入るのは極めて難しい。』
『相当な徳を積まなければ、その世界には到達できない』
『自分のためだけに生きたものは、仮に大金持ちになって成功したとしても、その世界に入ることはできない』
『黄泉の国の扉が開くと、すぐに案内人が現れる』
『東洋であれば、秦の始皇帝のような服装をしたもの。西洋であれば、モーツァルトのような貴公子。アフリカであれば、杖を持った王様風なものが現れる』
『すなわち、目の前に現れたものが次の転生の場所を示す』
『指示された次の場所は、個室のようなところ。するといきなり目の前に大画面の映像が出る』
『それは生まれたときから死ぬまでの細かい客観的な映像と、心理描写まで映し出される』
『まさに目を覆いたくなる場面が、ゆっくりと克明に現れる。そのゆっくりとした場面は、数年から数十年を要する』
『その間、不足した勉強を補う。それが終わると、次の部屋に案内される』
『神々の会議があり、天からの声で審査が始まり、次の転生の選択と準備を指示される』
『転生の計画が、自分の意思と決意で上に伝えられる』
『すると、順調に行った場合の未来が、目の前に映像化される』
『計画は前世でできなかったことを中心に企てられる』
『そして、同時に険しい落とし穴も警告として述べられる。その期間が、数年から数十年』
『準備が整うと、純化した魂が次の生まれる場所に向かって下りるのである』
『肉体に入ったときは、前世の記憶が全て消される』
『これが転生のしくみ。これは徳を積んだものの例』
では、それより罪の大きい魂が行く霊界の工程は?
次へつづく