なぜ今季シリウス伴星がハッキリ観察・撮影できないか、原因を考えてみました。
3月7日晴れのち曇り、夜は雨。今季は4回シリウス伴星の観察・撮影に挑戦していますが、伴星がうまく観察・撮影できません。
そこで、どうしてうまくいかないのか考えてみました。
ヒントは昨年(2019年)の手帳に書いてありました。昨年3/9にシリウス伴星を一番ハッキリした形で観察・撮影していました。その時のメモに「シーイング良好でシリウスが安定していた」と記録してありました。
今季と昨年のシリウス像の違いは、シリウスが安定しているかどうかでした。思い出しますと、今季は4回ともシリウスが暴れていました。昨年ハッキリ写った時は、シリウスが穏やかに安定した像で伴星が×200倍でアイピース(接眼レンズ)を覗いてハッキリ観察できていました。
今季はまだ一度もシリウスが安定して観察できていません。
原因は観測史上最高の暖冬で上空大気の安定しない日が多いためと考えられます。とにかくシーイング良好でシリウスが暴れていない時を狙うことが肝心のようです。
この3月の数少ないシリウスの暴れていない日を狙って、もう一度シリウス伴星を観察・撮影しようと思います。