今月(12月)収穫したばかりの地上の星(秋ジャガ)が緑変色してしまいました。
12月24日晴れ。前日に妻からカレーライスに使うジャガイモが全体に緑色に変色していると言われました。緑色の部分を食べますと、有毒で最悪命取りになります。
妻にどこのジャガイモか確認しますと、私が畑で収穫した秋ジャガでした。車庫の籠へ入れておいたジャガイモです。
ジャガイモが緑色になるということは、太陽光等の光を浴びたということです。ジャガイモは畑で土の表面から出ている部分が緑色に変色します。これは数年前まで専業農家でしたので、観察していて知っています。
妻には皮や中身の緑色の部分は取り除いて調理するよう頼みました。
緑色部分を食べますと、中毒でめまい・嘔吐・腹痛等を起こすそうです。たくさん食べますと、命取りになります。
身近な食材のジャガイモですが、間違えますと大変な事態になります。
今回の収穫したジャガイモは、蓋をしないで籠の中へ入れておきました。太陽の直接光は浴びていませんが、間接光を浴びていました。ジャガイモが見えるということは、光が当たっているということです。
本日(12/24)残りの秋ジャガを確認しました。収穫して約3週間で緑変色していました。
毎年夏に収穫したジャガイモは籠に南京袋や段ボールをかぶせて光を浴びないようにしていました。ですから、緑変色していません。
JAの資料とインターネットでジャガイモの緑変色を調べてみました。
JAの冊子の切取りにジャガイモの育て方があり、光を浴びると緑変色して総称グリコアルカロイド(ソラニン・チャコニン)という有毒なものになると書いてありました。
保存方法は光を浴びない(蛍光灯の光もダメ)暗い所で低温(3~5℃)で保存することだそうです。
インターネットで調べてみますと、種芋も緑変色しますが、植えてできたジャガイモは食べて問題なしとのことです。緑変色した有毒部分は食べないことです。
また、冷蔵庫で0℃以下で冷凍保管したジャガイモは油で揚げてはダメだそうです。発がん性物質アクリルアミドができてしまうということです。
ジャガイモの緑色は葉緑体で光合成によりクロロフィルになるそうです。
ジャガイモを加熱しても緑色の有毒はなくならないそうです。270℃以上に加熱しなければ、毒は除去できないとのことです。(通常の調理では270℃まで上がりません)
結論:
昔から言われているジャガイモの芽の部分を食べないことと、緑変色部分は食べないことです。食べるとジャガイモ中毒になります。
子供は大人より少ないジャガイモの毒で中毒になります。
ジャガイモの芽の部分は取り除くこと、緑変色したジャガイモは食べないことが一番です。
撮影した写真を添付します。(拡大しますと、緑色がよく判ります)
カレーライスはジャガイモの緑変色した部分を取り除いて調理したものを食べました。無事でした。
光を浴びて緑変色したジャガイモ(有毒)
2019年12月24日撮影 ※皮が緑変色