光害の自宅近郊でε-130D望遠鏡を使って紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)を撮影しました。
10月20日、晴れのち曇り。天気予報が晴れでしたので、近郊の「カノープスの見える丘」の近くの畑へ行って撮影することにしました。
17時過ぎに現地へ着きますと、西空は黒い雲の曇りでした。畑の水やり後、撮影できるか判りませんが、望遠鏡を車から出して準備しました。
薄明の中、ポーラメーターを使って大体の極軸を合わせ、北極星を使って正確に極軸合わせしました。
空は雲ばかりです。試写しても彗星は写りません。雲ばかり写ります。
何回も撮影して少ない雲間に彗星が1コマ写りました。構図を決めて再度1コマ撮影しました。
その後は雲ばかりで彗星はまともに写りませんでした。撮影できた写真は試写含めて2コマだけでした。
10/14の茶臼山の彗星と比べて彗星は暗くなり、光害の空ではあまり写りませんでした。
しかし、貴重な写真となりました。記録写真として残します。
彗星光度はステライメージ9ソフトで自動測定しますと、5.0±0.3等です。
撮影した写真を添付します。
尚、10/14茶臼山の彗星のイメージスケッチを描きましたので、添付します。
写真で扇状の淡い尾はあまり写っていません。肉眼で観察して脳裏に焼き付いています。
①紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)
2024年10月20日18時26分18秒~27分02秒 露出1.6秒×2コマ ε-130D F3.3
LPR-Nフィルタ- トリミングISO1600 自宅近郊 気温18℃ ※上が北
②10/14茶臼山の紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)イメージスケッチ