台風10号が過ぎて、20cmドブソニアン望遠鏡で2024年最初の土星を観察・撮影しました。
9月4日晴れ。やっと星空になりました。この1週間、超ノロノロの台風10号が過ぎました。
風が秋のさわやかな風に切り替わりました。星空観察・撮影がし易くなって助かります。
土星の観察・撮影を待ちに待っていました。8月に予定していましたが、猛暑の天候不良ばかりでできませんでした。
惑星はシーイング良好でなければ、観察・撮影してもうまくいきません。
当日(9/4)夜、土星のシーイングは良好ではあリませんでした。
眼視観察でカッシーニの間隙が観えませんでした。パソコンモニターに映る像は土星本体がゆらゆら揺れていました。時々、カッシーニの間隙が微妙に観える状態でした。本体中央のの白い縞模様はよく映って観えました。
細い環の土星を撮影するチャンスはあまりありませんので、撮影を実施することにしました。
動画撮影を1ショット500フレームの少なめにしました。連写回数を増やして良い画像を狙います。
連写撮影を繰り返しました。
時々、パソコンモニターに映る土星のカッシーニの間隙がハッキリ観えます。カッシーニの間隙もうまく映ることを期待して撮影続行しました。
撮影所用時間約20分で終了して機材を片付けました。
ドブソニアン望遠鏡での観察・撮影は約2ケ月半ぶりでした。
翌日(9/5)午前、ソフト現像処理して写真にしました。
撮影した写真を添付します。
本体の模様はハッキリしていませんが、カッシーニの間隙は写り
ました。
C環も淡く写っています。
次回はシーイング良好の日を狙って土星撮影しようと思います。
尚、本体中央の白い縞模様は衝(9/8)直前で太陽光の反射光で明るくなっていると思われます。衝とは太陽-地球-惑星の順に一直線に並んだ状態を言います。
土星本体中央の白く輝いた縞模様を観察・撮影するには、今がチャンスです。
(9/7追記)
2024年最初の土星
2024年9月4日22時08分~18分
露出29.0ms×250/500フレーム×27コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9(画像復元無)+フォトショップ処理
トリミング自宅 気温26℃ ※キャプチャエリア544×548