新星空の友

秋の黄道光の位置を載せました

 秋の夜明け前に観察・撮影できる黄道光の位置を載せました。
 8月26日、未明は雨で、のち晴れ。この夏は猛暑ばかりで星空らしい日がありません。
 暑い暑いと言っても、星空の季節はすでに秋に向かっています。
 秋の夜明け前、東天の暗い空では黄道光の観察・撮影の絶好の機会です。
 今回は木星・火星と一緒に観察・撮影できる黄道光をお勧めすることにしました。

 黄道光とは、黄道(天球の見かけ上の太陽の通り道)の付近に彗星や小惑星が通過する時にばらまいた塵が太陽光に照らされて輝いて観える現象です。
 黄道光は天の川よりも淡いですから、光害の空では観察できません。秋は東天の天の川の見える暗い山等の空で観察できます。黄道が地平線に対して立ち昇って観察し易くなります。
 観察・撮影の時間帯は夜明け前1時間半頃の薄明前です。それも月明かりのない快晴の空です。
 私はまだ2回しか黄道光を観察・撮影したことがありません。
 暗い山等で観察・撮影できる人は、この秋に是非、早起きして観察・撮影してみることをお勧めします。
 秋の夜明け前の黄道光をステラナビゲータ12ソフトでシミュレーションしてみました。
 写野は一眼デジカメ(APS-Cサイズ)の広角10mmレンズです。
 尚、黄道光に関するブログは過去に何回か載せていますので、参照願います。ブログの黄道光で検索しますと、出てきます。

 黄道光シミュレーションと過去の撮影写真2コマを添付します。

①2024年秋の黄道光シミュレーション(2024年10月1日04時)

ステラナビゲータ12ソフトから引用。木星と火星も一緒にいます。
黄道光と天の川が交差しています。これを「黄道光X」と言います。
 
②2020年秋の黄道光X

2020年9月28日04時02分27秒~03分15秒
露出10秒×2コマ 10㎜ F4.5(開放)
ケンコープロソフトンA(W)フィルター トリミング無 ISO12800
設楽町段戸山 気温13℃
 

 
 

 

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