新星空の友

もう一度、海王星の衛星トリトンを観察・撮影して公転確認しました

 もう一度、20cmドブソニアン望遠鏡で海王星の衛星トリトンを観察・撮影して公転確認しました。
 11月28日夜、快晴。トリトン公転の確認の観察・撮影する日を待っていました。
 11/24にトリトン観察・撮影してから4日目です。天気が良くなくて本日(11/28)になりました。
 海王星撮影の準備も慣れて、観察・撮影までの時間が早くなりました。
 ドブソニアン望遠鏡の架台を水準器を使ってしっかり水平出ししましたので、望遠鏡のアラインメント精度が向上して「惑星」の自動導入機能で海王星を一発導入できました。
 衛星トリトンが海王星本体を回る公転周期は約6日です。4日前の位置から約240度ずれていることになります。
 前回は海王星の左下に位置しましたが、今回は左上に位置します。ステラナビゲータ12ソフトのシミュレーションでもそうなっています。
 動画カメラを接続してパソコンモニターに映るトリトンの位置を確認しました。
 GAIN350、露出1秒でパソコンモニターに映る像をチェックしました。確かに海王星の左上にトリトンがいました。シミュレーション通りでした。
 露出0.25秒ではパソコンモニターでトリトンを確認できませんでした。
 
 撮影した写真(11/24の写真含む)2コマを添付します。

 衛星トリトンの位置はシミュレーション通り11/28に左上に写っていました。
 4日間の公転角度は計算上約240度に対して、南中時丁度の撮影でないため、またケプラーの第2法則(面積速度一定の法則)から実測250度で誤差が出ました。(トリトンは反時計回りに公転しています)
 トリトンは黄道付近を楕円軌道で回っています。地球からトリトンの軌道を横方向に観ますと、11/28のトリトンは11/24よりも約2.2倍海王星本体から離れたように観えます。実際は円に近い楕円軌道です。
 初めてトリトンの楕円軌道を観察・写真から確認しました。
 今回の観察・撮影で遠く離れた衛星トリトンのなぞが一つ判ったような気がします。(少しだけかじりました)
 宇宙の神秘・不思議を感じる観察・撮影でした。  

①海王星の衛星、トリトン公転確認

2024年11月28日19時07分~09分
露出0.25秒×100/200フレーム×3コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN350 動画撮影
ステライメージ9(画像復元無)トリミング自宅 気温9℃
※キャプチャエリア544×548、上が北

②4日前の海王星の衛星、トリトン

2024年11月24日19時52分~54分
露出0.25秒×100/200フレーム×3コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN350 動画撮影
ステライメージ9(画像復元無)トリミング自宅 気温10℃
※キャプチャエリア544×548、上が北







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