光害の自宅で20cmドブソニアン望遠鏡を使って撮影した球状星団、ペガスス座M15と水瓶座M2を載せました。
11月29日晴れ時々曇り。11/28海王星の衛星トリトン撮影後に試験撮影として撮影しました。
ドブソニアン望遠鏡(SW製GOTO8)の架台を水準器を使って水平出ししてアラインメント精度が向上しましたので、自動追尾精度も向上しているかの確認を行います。
今までは架台を水平出しせずに地面に適当に置いて撮影していました。
このやり方では、直接焦点撮影で露出1.6秒が星を点像に写す限界でした。
今回は露出1.6秒、2秒、2.5秒、3.2秒で試験撮影しました。
目的星の導入は、ペンダントの「メシエ天体」機能で自動導入しました。
M15・M2共に一発導入できました。確かにアラインメント精度が向上しています。
今までは導入誤差を手動で補正して視野内へ導入していましたから、楽に導入できるようになりました。
M15は、撮影前に×25倍で眼視観察も行いました。明るい空でも見応えありました。
M15・M2とやぎ座M30が秋のお勧め球状星団だそうです。
撮影した写真3コマを添付します。
試験撮影の結果、露出3.2秒以内であれば何とか星を点像に写せることが判りました。赤緯が高ければもっと露出できると思います。
架台を水準器を使ってしっかり水平出しすることでアラインメント精度が向上することが判りました。撮影対象が増えることでしょう。
20cmドブソニアン望遠鏡はε-130D望遠鏡よりも星像は劣りますが、光害の空でメシエ(M)天体の撮影にも活躍すると思います。
①M15球状星団
2024年11月28日19時49分41秒~52分38秒 露出(1.6秒+2秒+2.5秒)×21コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 F6 トリミング ISO6400 自宅 気温9℃ ※上が北
②M15球状星団(露出3.2秒による)
2024年11月28日19時49分41秒~52分38秒 露出3.2秒×9コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 F6 トリミング ISO6400 自宅 ※上が北
③M2球状星団
2024年11月28日19時58分40秒~59分23秒 露出(2秒+2.5秒)×21コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 F6 トリミング ISO6400 自宅 ※上が北