もう一度、20cmドブソニアン望遠鏡で土星のC環を撮影できました。
9月9日晴れ。今年の土星のC環が本当によく写るのか、確認の撮影を行いました。
パソコンモニターに映る土星をチェックしました。カッシーニの間隙は観えます。しかし、C環は露出を変更しても観えませんでした。
ソフト現像処理ではあぶり出せると思い、そのままASI290MC動画カメラで撮影しました。
夜中にソフト現像処理しました。
土星像がハッキリ浮き出てきました。シーイングが良かったみたいです。パソコンモニター像ではシーイング良好とまでは判りませんでした。
どちらにしても良い土星像でしたので、C環があぶり出せるかやってみました。
土星像を少し薄目に処理しますと、C環が写っていました。昨年は同じ処理してもC環はうまくあぶり出せませんでした。
やはり、今年の土星はC環がよく写ることが判りました。再現できましたから。
尚、ネット情報を調べますと、他の人の撮影した1999年の土星(今年の土星環の傾きと同じ頃)もC環が写っていました。(9/11追記)
C環撮影は今年がチャンスかと思います。
撮影した写真4コマ(C環強調写真含む)を添付します。
カッシーニの間隙、北極付近の六角像もハッキリ写りました。
C環は写真②を見ますと、よく判ります。
①土星
2021年9月9日20時30分~41分
露出29.2ms×500/1000フレーム×11コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9(画像復元無)+フォトショップ処理
トリミング自宅 気温23℃ ※キャプチャエリア544×548
②土星のC環(強調)
データは①と同じ。C環強調処理。
③土星撮影風景
④パソコンモニターに映る土星