新星空の友

天体望遠鏡のガイド撮影について書きました

 私の天体望遠鏡のガイド撮影について書きました。
 6月11日雨です。近年の暗い天体の撮影はオートガイダーとパソコンを使った方法が主流になっています。赤道儀は赤経・赤緯2軸制御のものが使われます。
 私が天体撮影を始めた50年以上前はモーター駆動のない赤道儀を手動ガイドしていました。私も手動ガイド撮影の経験者です。
 現在は、35年以上前に購入したT社の赤道儀(赤経1軸モーター駆動)とε-130D望遠鏡の組合せで自動ガイドしています。フィルムカメラの時代はガイド望遠鏡を載せて半自動ガイドしていました。
 デジカメ時代になってからは、短時間露出(1分以内)の全自動ガイドとコンポジット(複数枚合成)処理で写真にしています。
 主な撮影対象は彗星・星雲・星団と掃天撮影です。散光星雲は長時間(1分以上)露出が必要ですから、対象にしていません。
 ε-130D望遠鏡(f430mm)とAPS-Cサイズのデジカメの組合せで露出1分以内が星を点像にする限界です。露出1分で天の赤道付近撮影は歩留まり約50%です。
 私の撮影では散光星雲のように長時間露出する必要がありませんので、2軸制御の赤道儀は必要としません。目的星も手動導入していますから、昔ながらの1軸制御で用が足りています。
 SW社の20cmドブソニアン望遠鏡GOTO8(f1200mm)は、経緯台式の2軸制御です。露出1.6秒以内の短時間露出とコンポジット処理で写真にしています。露出1.6秒で歩留まり約70%です。主に明るい星団撮影で自動ガイドしています。
 自動導入して長時間露出したい場合は、やはり2軸制御の赤道儀・オートガイダーとパソコンが必要になります。高額な投資にもなります。
 私の場合は、あくまでも趣味の域ですから、予算とも相談して現状で落ち着いています。
 いろいろ書きましたが、ガイド撮影に使う赤道儀は自分の目的に合ったもので良いと思います。もちろん望遠鏡も同じです。
 私は今後も当分の間、昔ながらの1軸制御の赤道儀を使いこなすつもりです。





 
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