準大接近した今季(2020年)の火星写真ダイジェストを載せました。
12月30日雨のち晴れ。2020年の締めくくりに準大接近の火星を約4ケ月半追跡撮影した写真のダイジェストを制作することにしました。
撮影日数を数えてみますと、20cmドブソニアン望遠鏡とASI290MC動画カメラの組合せで撮影した日が合計23日ありました。
今までに惑星写真をこんなに多く撮影したことはありません。これも望遠鏡とCMOS動画カメラで撮像される像の良さと準大接近であることが大きく影響し、私の撮影意欲を駆り立てたと思います。
火星大接近は今後10年以上ありません。小接近が続きます。
私の年齢からして火星撮影は今季が最後のチャンスかもしれません。
今季、一通り準大接近の火星を無事に撮影できましたので、良かったと思っています。
後半で火星の砂嵐が発生して追跡撮影できたことも収穫でした。砂嵐は地球の黄砂が中国から日本へ(自転方向へ)流れて来るのと似ていることも判りました。
撮影したかった大シルチス・アリンの爪もきれいに撮影できました。南極冠から分離したミッツェル山も確認できました。更に火星最大の山、オリンポス山も撮影できました。収穫の多い火星撮影でした。
今季撮影した火星のダイジェスト(10コマ)を添付します。
撮影は全て20cmドブソニアン望遠鏡とASI290MC動画カメラで行いました。
火星の視直径の大きさの違いもよく判ります。
(拡大率は同じにしてあります)
今季(2020年)の火星ダイジェスト
2020.08.15 09.13 10.06(準大接近) 10.18 10.30
11.09 11.16(砂嵐)11.28 12.06 12.28