20cmドブソニアン望遠鏡で衝翌日の土星を観察・撮影しました。
9月9日夜、晴れのち曇り。9/8衝の土星を観察・撮影できませんでしたので、少しでも晴れたら衝近くの土星を観察・撮影しようと待っていました。
22時に晴れていたら望遠鏡を庭へ出して、一度土星を観察することにしました。(土星の地平高度約40度)
天気予報は曇りのち雨でした。
22時過ぎ、空は晴れて土星が見えていました。雲は西から東でなく、東から西へ逆流れでした。
低空のフォーマルハウトはまばたいて見えますが、土星はまばたきなく輝いています。
望遠鏡の準備が完了して、土星を眼視観察しました。
×48倍では土星中央縞模様が明るく輝くハイリゲンシャインは判りませんでした。
×200倍で観察しました。今度は中央縞模様が明るく輝いて観えました。ハイリゲンシャインです。
当日(9/9)22時半頃は、土星のシーイングは最良でした。本体の揺らぎは少なく縞模様がハッキリ観えました。9/4の観え味とは雲泥の差です。
シーイングの違いでこれほど観え味が違うのかと思いました。
動画カメラに切り替えてピント合わせ完了した頃から曇り出しました。
何とか雲が移動してほしいと願っていました。
本当に少しの時間だけ晴れ間がありました。
パソコンモニターには土星の中央縞模様が白く明るく映っていました。カッシーニの間隙も映っていました。
1ショット500フレームで動画撮影しました。この後、空は本曇りになってしまいました。
小雨も降ってきました。
あきらめて機材を急いで片付けしました。
撮影できた画像はこの1ショットだけでした。(夜中は雨が降りました)
撮影した写真3コマ(スクリーンショット画像含む)を添付します。(9/11写真③追加)
土星が1ショット200フレーム画像だけで、これだけきれいに写りました。シーイングの良さが判ります。貴重な写真になりました。
写真②と③を見比べますと、ハイリゲンシャイン現象で中央縞模様が白く明るく輝く土星と普通の土星の違いがよく判ります。(9/11追記)
①衝翌日の土星
2024年9月9日22時56分
露出27.6ms×200/500フレーム×1コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9(画像復元無)+フォトショップ処理
トリミング自宅 気温27℃ ※キャプチャエリア544×548
②衝翌日の土星のハイリゲンシャイン現象(中央縞模様の明るく輝くもの)
2024年9月9日22時56分 露出27.6ms 20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影 スクリーンショット 自宅 気温27℃
③昨年(2023年)の衝から約2ケ月後の土星
2023年10月25日20時40分 露出22.3ms 20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜
×2バローレンズ ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影 スクリーンショット 自宅
気温16℃