約2週間ぶりに月明かりの中でアトラス彗星(C/2019 Y4)を撮影しました。
4月6日風吹く快晴。満月に近い月明かりがありましたが、久しぶりに光害の自宅でY4アトラス彗星を撮影することにしました。
彗星がどのくらい変化しているか確認するための撮影です。
導入はぎょしゃ座カペラを使って行いました。Y4彗星は北天にいます。ε-130D望遠鏡で一発導入できました。試写してカメラモニターをチェックしますと、彗星像がすぐに判りました。
いつものように連写撮影しました。後でコンポジット(複数枚合成)します。
撮影した写真を添付します。
彗星光度はステライメージ8ソフトで自動測定しますと、10.4±0.3等です。約2週間で0.7等明るくなっています。他の人の眼視光度では8等台です。写真光度の方が暗く出るようです。
月明かりの中でも彗星の左側(東方向)に淡い尾が写っています。月刊誌「天文ガイド」5月号の表紙や新聞ではY4彗星を大きく取り上げていますが、大騒ぎしないで静かに5月の近日点接近を待とうと思います。
※Y4彗星は4/5頃に核が分裂したとの天文情報がありました。
添付写真では判りません。(4/8追記)
写真をよく見直しますと、核が横長で輝きが鈍いようにも見えます。
月明かりのためかと思っていましたが、この時に核が分裂していたようです。
(4/11追記)
Y4アトラス彗星
2020年4月6日19時56分04秒~57分50秒
露出5秒×20コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター
トリミング ISO1600 自宅 気温12℃ ※上が北