光害の自宅で暗くなった紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)を撮影しました。
12月3日夜、晴れ。撮影終了したつもりの23A3彗星が、天文情報でまだ写真に写る光度でしたので、遠ざかる彗星として撮影しておくことにしました。
12/1、2に20cmドブソニアン望遠鏡で撮影を試みましたが、うまく導入できませんでした。
三度目の正直で、今度はε-130D望遠鏡で撮影を試みました。目盛環を使って予報位置へ望遠鏡を向けました。
目的星は基準星をわし座アルタイルとして導入しました。今度は一発導入できました。
試写してカメラモニターをチェックしました。星の配置から彗星を捜しました。拡大して捜しても小さくて見落としそうでしたが、コマ状の星を見つけて判りました。
10/14には肉眼彗星でしたが、今は望遠鏡で捜しても判らないぐらいに遠ざかりました。
23A3彗星の記録写真として連写撮影しました。
さらば23A3彗星です。肉眼で観えて何回も撮影した彗星として記憶と記録に残る彗星になることでしょう。
彗星光度はステライメージ9ソフトで自動測定しますと、8.7±0.3等です。まだ尾も少し出ています。
撮影した写真を添付します。
遠ざかる紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)
2024年12月3日18時14分43秒~16分20秒 露出2.5秒×35コマ ε-130D F3.3
LPR-Nフィルタ- トリミング ISO1600 自宅 気温11℃
※上が北、彗星は写真中央、恒星のすぐ上