光害の自宅で乙女座を逆行中の紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)を撮影しました。
5月9日快晴。夕方までの強風が夜になって弱くなりましたので、ε-130D望遠鏡で23A3彗星を撮影することにしました。
ネット情報で尾が出てきているとのことで、私も自宅で確認しようと思います。
基準星はうしかい座アークトゥルスとして目的星を導入しました。
試写してカメラモニターをチェックしますと、尾が出た彗星がすぐに判りました。
今秋に明るくなる予報の彗星です。今から少し楽しみになりました。あまり期待せず待つことにします。
いつものように連写撮影しました。
今回はキヤノン純正のタイマーリモートコントローラーを使っておまかせ連写しました。撮影がおまかせで楽になりました。
翌日(5/10)午前にソフト現像処理しました。メトカーフコンポジット(彗星基準の複数枚合成)にしました。彗星の動きが意外と速いですから。
彗星光度をステライメージ9ソフトで自動測定しますと、11.2±0.2等でした。他の人の値よりも約1等暗く出ました。光害の影響でしょうか。
尾の長さは測定しますと、角度で2分です。
これから時々、追跡撮影しようと思います。
撮影した写真を添付します。
紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)
2024年5月9日21時42分54秒~46分53秒 露出5秒×41コマ ε-130D F3.3
LPR-Nフィルタ- メトカーフコンポジット トリミング ISO3200 自宅 気温13℃ ※上が北