光害の自宅で大熊座M101銀河の板垣超新星(2023ixf)を撮影しました。
6月7日晴れ時々曇り。5/19に板垣氏が発見したM101銀河の超新星の撮影チャンスがやっと来ました。
撮影チャンスを待っていました。ネット写真情報で発見時光度14.9等から増光しているとのことでしたので、一度明るい空で撮影することにしました。
M101銀河の回転花火の渦巻は明るい空では写りにくいですが、点像の星であれば、ε-130D望遠鏡で15等までは写ります。
22時過ぎから撮影準備して、薄雲の通過するのを待ちました。
基準星は北斗七星のη星にして目的星を導入しました。
試写してカメラモニターでチェックしました。回転花火の渦巻は判りませんが、板垣超新星は確認できました。
25コマ連写撮影しました。
撮影を終了して夜中にソフト現像処理しました。
早速、ステライメージ9ソフトで光度を自動測定しました。
超新星の光度は10.6±0.3等でした。
発見から約20日過ぎていますが、確かに明るくなっています。
超新星は爆発して星の一生の最期です。今回の超新星はⅡ型超新星で最終的には中性子星かブラックホールになるそうです。
もう少し明るくなるかもしれません。
約2100万年前に爆発した光を今見ているのだそうです。
撮影した写真を添付します。
M101銀河の板垣超新星(2023ixf)
2023年6月7日23時03分42秒~08分06秒 露出10秒×25コマ ε-130D F3.3
LPR-Nフィルター トリミング ISO1600 自宅 気温19℃ ※回転花火の渦巻はかすかです。