惑星観察・撮影シーズンの前に惑星の動画処理ソフトの違いによる画像の差異を書きました。(今回も専門的内容で恐縮です)
7月5日曇り一時小雨。星空になりませんので、木星・土星の動画画像処理ソフトに使っているステライメージ8ソフトとRegiStax6ソフトによる画像の出来栄えの差異をチェックしました。
今まで動画画像をステライメージ8ソフトとRegiStax6ソフトの2種類で処理して写りの良い方を写真に変換しています。
何回か二つのソフトを使っていますと、ステライメージ8で動画処理した方がハッキリした画像で写りが良いように思います。
但し、写真1コマ完成までの処理時間はステライメージ8の方が相当長いです。RegiStax6を使って1時間のものがステライメージ8を使って処理しますと、約3~6時間掛かります。(動画処理フレーム数で処理時間が変わります)
写りの良い写真にするには、時間が掛かってもステライメージ8で動画処理した方が良いと思います。(スピード優先の時はRegiStax6です)
写りの良い写真にするには、時間が掛かってもステライメージ8で動画処理した方が良いと思います。(スピード優先の時はRegiStax6です)
尚、更に写りを良くするためにフォトショップソフトで追加処理しています。いろいろと処理しますから、実際の姿は何が本当か判りません。画像処理した人の好みになってしまいます。写真ではなくて一種の芸術の域に入ってしまう感じです。
作例を木星と土星で4コマ添付します。
写りの違いをご覧下さい。
①木星(ステライメージ8で動画処理)
2019年8月10日20時23分
露出1/18秒×250/500フレーム×3コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2倍バローレンズ
NEXIMAGE5 GAIN20 動画撮影
ステライメージ8(画像復元有)+フォトショップ処理
トリミング 縦横比修正 自宅 気温28℃
②木星(RegiStax6で動画処理)
RegiStax6+ステライメージ8+フォトショップ処理 トリミング
縦横比修正 他データは①と同じ
③土星(ステライメージ8で動画処理)
2019年7月31日21時36分
露出1/6秒×1000/2000フレーム×3コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2倍バローレンズ
NEXIMAGE5 GAIN24 動画撮影
ステライメージ8(画像復元有)+フォトショップ処理
トリミング縦横比修正 自宅 気温29℃
④土星(RegiStax6で動画処理)
RegiStax6+ステライメージ8+フォトショップ処理 トリミング
縦横比修正 他データは③と同じ