自宅で三角座にいるラッセル・リニア彗星(156P)とM33銀河最接近を撮影しました。
1月9日晴れ。夕空の掃天撮影終了し夕食後、火星の近くにいる156P彗星とM33のツーショットを撮影することにしました。
最接近は156P彗星の位置を調べていて、M33がすぐそばにいることで偶然知りました。
156P彗星とM33の導入は火星を基準星にして行いました。一発導入できました。カメラモニターでチェックしますと、M33の渦巻がすぐに判りました。156P彗星はカメラモニターの画像拡大で判りました。彗星は尾が少し出ていました。
156P彗星は周期6.44年の周期彗星です。予報光度12.4等です。
実測光度はステライメージ9ソフトで自動測定しますと、11.9±0.3等です。
掃天撮影は人工衛星が入りましたが、収穫はありません。
ぎょしゃ座カペラとアトラス彗星(C/2020 M3)接近も撮影しましたが、彗星が14等台で彗星像がハッキリとは確定できませんでした。
撮影した写真を添付します。(拡大しますと、彗星がよく判ります)
彗星の尾は写真左側(東側)へ出ています。
ラッセル・リニア彗星(156P)とM33最接近
2021年1月9日19時57分44秒~59分42秒
露出13秒×15コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター
メトカーフコンポジット ISO1600 トリミング自宅 気温1℃