年初、光害の自宅でマックホルツ第2彗星(141P)を撮影しました。
1月4日晴れ。2021年の初観測としてマックホルツ第2彗星(141P)を撮影することにしました。
141P彗星は天文情報で急増光してきたことを知り、自宅で撮影に挑戦することにしました。予報光度は9等ですが、実際は14等ぐらいで推移していました。
彗星は夕方の南西の空にいます。薄明中にε-130D望遠鏡を庭へ準備しました。
先に年初の西空掃天撮影を行いました。みずがめ座付近を掃天しました。
その後、141P彗星を撮影しました。
基準星を白鳥座デネブにして導入しました。試写してカメラモニターをチェックしましたが、彗星像があるのかどうか判りません。
準備した構図を信じて連写撮影しました。後で彗星をあぶり出します。
夜、ソフト現像処理しました。
彗星のあぶり出しに成功しました。写真1コマでも彗星像を確認できました。写真はコンポジット(複数枚合成)しました。
尚、掃天撮影した写真もチェックしましたが、人工衛星が写り込んだものが2コマあるだけでした。継続あるのみです。久しぶりのきれいな空でした。
撮影した写真を添付します。
141P彗星はステライメージ9ソフトで自動測定しすと、12.5±0.2等です。存在が写ったという写真です。
141P彗星は周期5.23年の短周期彗星です。
マックホルツ第2彗星(141P)
2021年1月4日18時42分47秒~45分45秒 露出6秒×10コマ+5秒×12コマ
ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター ISO1600 トリミング自宅 気温7℃