黄砂の空で南中2時間後のシリウス伴星を撮影しました。
3月19日、黄砂で少しかすんだ晴れ。シリウスの光芒が安定していましたので、20cmドブソニアン望遠鏡でシリウス伴星の動画撮影することにしました。
望遠鏡で×200倍で眼視観察しますと、シリウスは暴れていなくて伴星がハッキリ観えました。シーイングも良好です。
露出をいろいろ変えて連写撮影を繰り返しました。
口径10cmに絞ってシリウス伴星が写るかどうかテスト撮影も行いました。
×200倍の眼視観察では伴星が何とか観えました。動画撮影のパソコンモニターにも伴星が暗く写っていました。
今回のシリウス伴星の撮影は今季のラストチャンスかもしれません。もうウグイスも本調子で泣いています。桜の開花宣言もありました。
撮影した写真2コマを添付します。
口径10cmに絞ったテスト撮影でも伴星が写りました。
しかし、口径20cmと比較しますと、やはり口径の差が出ました。
ご覧の通り、写りが20cmと比べて見劣りします。
できれば、口径20cmぐらいの望遠鏡でシーイングの良い時に撮影した方が良いと思います。
①南中2時間後のシリウス主星と伴星
2021年3月19日20時59分~21時00分
露出30.9ms×250/500フレーム×4コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング自宅 気温14℃
※キャプチャエリア544×548
②口径10㎝に絞って撮影したシリウス主星と伴星
2021年3月19日21時31分~32分
露出29.6ms×250/500フレーム×3コマ
口径10㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ に口径絞る
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN350
動画撮影 RegiStax6+ステライメージ9 トリミング
自宅 ※キャプチャエリア544×548