光害の自宅で月明かりの中で地球へ最接近翌日のZTF彗星(C/2022 E3)を撮影しました。
2月3日晴れ時々曇り。夜は快晴。最接近翌日に月明かりの中で、あえて22E3彗星を撮影することにしました。
来週は天気予報で晴天の日がありません。撮影できるうちに追跡撮影しておこうと思います。
もう一度、ε-130D望遠鏡にLPR-NフィルターとQBPフィルターの2種類を使って同一日に撮影して、写りの違いを確かめることにします。
基準星をカペラにして導入しました。
試写した結果、月明かりの中でも彗星はコマまで写りました。
LPR-Nフィルターを使って101連写撮影しました。
次にQBPフィルターに交換して連写撮影しました。
来週は天気が良くなくて追跡撮影は難しいと思います。
天気が良くなったら、月明かりのない時に遠ざかる22E3彗星を撮影しようと思います。
もう少し過ぎたらシーイングの良い時にシリウス伴星の観察・撮影に挑戦する予定です。
撮影した写真4コマ(反転写真含む)を添付します。
月明かりの中で、QBPフィルターよりもLPR-Nフィルターの方がダストの尾・イオンの尾らしきものが少しよく写っている感じです。
前回(1/19)と今回の実験撮影の結果、22E3彗星は、光害の空や月明かりの中でLPR-Nフィルターを使った方が尾が少しよく写ることが判りました。(他の彗星ではこの結果と同じかどうか判りません)
彗星光度は5等台、コマ径は角度で10分です。
①LPR-NフィルターによるZTF彗星(C/2022 E3)
2023年2月3日22時56分28秒~23時06分29秒
露出5秒×101コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター
メトカーフコンポジット トリミングISO3200 自宅 気温1℃
上が北
※左上方向へイオンの尾が出ているように見えます。
②LPR-NフィルターによるZTF彗星(反転写真)
データは①と同じ
③QBPフィルターによるZTF彗星(C/2022 E3)
2023年2月3日23時46分37秒~24時03分50秒
露出15秒×59コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター
メトカーフコンポジット トリミングISO3200 自宅 上が北
④QBPフィルターによるZTF彗星(反転写真)
データは③と同じ