新星空の友

2023年初めのZTF彗星(C/2022 E3)を撮影しました(写真追加有)

 2023年、年明け最初にZTF彗星(C/2022 E3)を撮影しました。
 1月3日夜明け前、晴れ時々曇り。目覚ましで5時前に起床しました。
 前日(1/2)夜、自宅庭へε-130D望遠鏡を準備しておきました。
 起床して外へ出ますと、西から雲が移動してきます。
 雲の来る前にZTF彗星を撮影することにしました。
 新年早々、東の空に約-1等の大流星が流れました。ラッキーでした。
 彗星はアークトゥルスを基準星にして導入しました。一発導入できました。
 試写した写真をカメラモニターでチェックしますと、すぐに彗星像が判りました。前回(12/21)よりも彗星は明るくなっています。かすかにイオンの尾が写っているようでした。
 連写撮影しました。雲が来て30秒露出の6連写でした。
 雲が通過するのを待ちました。30連写を予定していますので、我慢です。
 約10分で雲が通過して晴れました。
 薄明前に撮影終了するため、時間を気にしながらタイマーリモートコントローラを使って30連写しました。
 連写中は家の中へ入ってラジオを聴いていました。
 時間が来て外へ出て、撮影完了を確認しました。
 その後、片付けして、起きたままでソフト現像処理して写真制作しました。
 本日午前に近くの神社で新年の神事がありまして、役員として参加しますので、起きたままにしました。神事は無事終了しました。

 撮影した写真2コマを添付します。(1/3夜、写真②追加しました)

 彗星光度はステライメージ9ソフトで自動測定しますと、7.5±0.4等です。コマや核の測定ポイントの違いで8.5等と出る位置もあります。
 中央値で約8.0等でしょう。確かに明るくなっています。
 写真右上へ淡いイオンの尾が伸びているように見えます。
  暗い山へ行けば、イオンの尾がもっと写ることでしょう。
 (同一日の他の人のネット投稿写真ではイオンの尾が1.8度写っています
 ---1/6夜、追記)
 尚、正月の夜空は普段よりも暗いようです。露出時間が長くできました。 

①明るくなってきたZTF彗星(C/2022 E3)

2023年1月3日05時39分01秒~55分55秒
露出30秒×30コマ ε-130D F3.3 QBPフィルター
メトカーフコンポジット トリミング ISO3200 自宅
気温0℃ ※上が北

②ZTF彗星(C/2022 E3)その2

2023年1月3日05時23分28秒~55分55秒
露出30秒×36コマ ※他データは①と同じ






 
 


 
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