地球へ最接近の頃、ZTF彗星(C/2022 E3)の尾の見え方(写り方)を予想してみました。
1月5日晴れ時々曇り。1/3の自宅で撮影したZTF彗星と他の人のネット写真から地球へ最接近する2/2頃の尾の見え方(写り方)を予想することにしました。
1/3頃の彗星の尾は太陽の反対方向へ、ダストの尾が扇形、プラズマイオンの尾が直線状に出ています。イオンの尾の方がダストの尾よりも長いです。
このZTF彗星は近日点距離q=1.12AU(天文単位)です。地球と火星の軌道の間が近日点になりますから、彗星の氷はあまり解けません。
約1年前のレナード彗星(C/2021 A1)はq=0.62AUで、氷がたくさん解けてダストの尾もイオンの尾も長くなって大彗星となりました。
18年前のマックホルツ彗星(C/2004 Q2)はq=1.21AUで、地球に接近して肉眼彗星(光度3等)になりました。ダストの尾とイオンの尾が大きく分かれて写真に写りました。
今回のZTF彗星は、現時点で2種類の尾の出方から見て、マックホルツ彗星(C/2004 Q2)と似ているように思います。
これから地球へ最接近する頃、ダストの尾よりもイオンの尾の方が長く写真に写ると思います。イオンの尾は特殊フィルターを使わなければ眼視観察で見えません。
従って、眼視観察よりも写真撮影して写真にして見た方が良いと思います。
眼視観察も価値ある観察であることには変わりがありません。
イオンの尾が長くなりますと、標準レンズか135mmクラスの望遠レンズの出番が来るかもしれません。
私の予想が当たるかどうかは判りません。
予想外れの場合は、ご容赦下さい。
これから約1ケ月半に掛けて、このZTF彗星(C/2022 E3)の変化を追跡してみようと思います。
--- 追加 ---
観察・撮影は1/25~2/2の月明かりのない時間帯が一番良い頃と思います。
尚、この彗星の地球への最接近は2/2です。(1/6夜、追記)