冬の重星(連星を含む)を観察・撮影しました。
1月5日晴れで強風。夕方から快晴でした。日課にしている夕方のウォーキング中に快晴の空に誘われました。月明かりはありますが、帰宅後、重星を撮影することにしました。
帰宅後すぐに20cmドブソニアン望遠鏡を庭へ準備しました。
観察・撮影する重星は事前に決めてあります。双子座α星カストル(連星)、いっかくじゅう座ε星(重星)、オリオン座23星(重星)です。
カストルは今まで(2017年12月)に撮影していますが、再撮影します。
強風も治まり、撮影条件もよくなりました。
カストルは×120倍で二つに分離して観察できました。実際は六重連星で実視連星二つが望遠鏡で観えるそうです。
いっかくじゅう座ε星を導入する時、赤緯を+と-を間違えてβ星(三重星)を導入してしまいました。折角導入しましたので、予定外の観察して撮影しました。この後、ε星を導入して観察・撮影しました。
オリオン座23星は×48倍で、すぐに分離して観察できました。
観察・撮影した重星(連星含む)のデータは次の通りです。
①双子座カストル(連星) 光度2.0-2.9等、角距離3.8秒、公転周期420年
②いっかくじゅう座β星(三重星) 4.6-5.4-5.6等
4.6-5.4等の角距離7.4秒
5.4-5.6等の角距離2.7秒
③いっかくじゅう座ε星(重星) 4.4-6.7等、12.7秒
④オリオン座23星(重星) 5.0-6.8等、32.1秒
撮影した写真4コマを添付します。
尚、当日(1/5)もオリオン座ベテルギウスの光度を肉眼観察しました。やはりオリオン座γ星(光度1.6等)より少し明るく、双子座β星(ポルックス)と同等の光度でした。光度1.1等です。連続観察しようと思います。
①双子座カストル(連星)
2020年1月5日20時55分42秒
露出1/40秒×4コマ 20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6
アイピースNPL6㎜ 35㎜ F4.5 コリメート撮影
トリミング ISO1600 自宅 気温5℃
トリミング ISO1600 自宅 気温5℃
②いっかくじゅう座β星(三重星)
2020年1月5日21時14分47秒
露出1/13秒×5コマ 20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6
アイピースSP10㎜ ISO1600 他データは①と同じ
③いっかくじゅう座ε星(重星)
2020年1月5日21時36分44秒
露出1/10秒×5コマ 20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6
アイピースSP10㎜ ISO3200 他データは①と同じ
④オリオン座23星(重星)
2020年1月5日21時45分13秒
露出1/5秒×5コマ 20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6
アイピースSP25㎜ ISO3200 他データは①と同じ