今度はエリダヌス座ο(オミクロン)2連星と39星(二重星)を撮影しました。
12月18日雨のち晴れ。夕方からの所用を済ませ帰宅しました。空は貴重な快晴になりました。夕食を済ませ、すぐに20cmドブソニアン望遠鏡を庭へ出して撮影準備しました。
撮影目的は先日(12/15)の南東から南に見えるエリダヌス座重星観察・撮影の続きです。
今回は、インターネットで購入したばかりの充電式12Vバッテリー電源を試験使用します。
これで同一バッテリーは3個目です。1個目のバッテリーは5年間使用して寿命に近くなっています。買い替え時かと思って新品を購入しました。
ο2連星は三重連星です。
調べますと、光度4.4-9.5-11.2等、主星Aと伴星Bの角距離82.4秒。伴星Bとその伴星Cの角距離は不明。Bを回るCの公転周期は252年、主星Aを回るBとCの公転周期は7200年です。
また、伴星Bは人類史上最初に発見された白色矮星(わいせい)です。
ドブソニアン望遠鏡で×48倍で観察しますと、主星Aと伴星Bは観えましたが、伴星Cは判りませんでした。
しかし、翌日ソフト現像してみますと、伴星Cも写っていました。倍率を×120倍にすれば観えるかもしれません。次回、もう一度観察しようと思います。
39星は、光度5-8等、角距離6.4秒です。×200倍で観察しますと、8等星がボーとした感じで分離して観えました。
θ星(重星)の観察にも挑戦しましたが、南中高度が14度と低くて木が邪魔して観察できませんでした。次回、望遠鏡の設置位置を変更して再挑戦しようと思います。
新品12Vバッテリーは1.5時間連続使用しましたが、12V電圧を維持できました。気温9℃でバッテリー保温なしで電圧長持ちしています。さすがに新品バッテリーは違いますね。
撮影した写真2コマを添付します。
ο2星の伴星Bと伴星Cの角距離は写真から測定しますと、7.5秒です。
①エリダヌス座ο2三重連星
2019年12月18日21時39分25秒 露出1/5秒×4コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6 アイピースSP25㎜
35㎜ F4.5 トリミングISO3200 自宅 気温9℃
②エリダヌス座39星(重星)
2019年12月18日22時10分42秒 露出1/5秒×4コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6 アイピースNPL6㎜
35㎜ F4.5 トリミングISO3200 自宅