2020年最初の西空掃天撮影しました。
1月10日晴れ。満月の日です。日没後、月明かりの少ない18時頃に西空をε-130D望遠鏡で掃天撮影することにしました。
現在、西空低空の黄道付近はみずがめ座です。みずがめ座の星座を形どる明るい星を基準星にして掃天撮影します。
この付近は1等の明るい恒星がありません。金星の赤経・赤緯を調べて、金星を最初の基準星にして、みずがめ座の基準星を導入しました。
ところで、黄道は冬と夏に東西で少しずれます。春分の日と秋分の日頃が丁度東西の方角になります。
考えてみれば当たり前のことですが、太陽の見えている方角が黄道の方角です。太陽の沈む方角や昇ってくる方角に黄道があります。黄道は太陽の通り道ですから。
今までは星座早見盤で黄道ラインを調べていましたが、今回、太陽の沈む方角を見れば、その方角が黄道の方角であることに気付きました。当たり前のことです。気付くのが遅かったです。
掃天撮影は要領よくなって、約25分で基準星8個×4箇所×2コマを撮影しました。
撮影したその夜に写真チェックしました。その結果、彗星像らしいものはありませんでした。彗星像?かな、と思われる像は1コマありましたが、同一場所2コマのうち残りの1コマに写っておらず、違っていると判断しました。これの繰り返しです。
今年もマイペースで掃天撮影していこうと思います。